・・・・・(赤)
前回の事は忘れてください、私にはその手の趣味は無いんですから(真っ赤)
さて、最近ユリカさんの出番がほとんど無いこの話
もしかして、『路線変更』ってこの事?
作者さん、ちゃんとユリカさん出してあげてください
注、いや、別にそういう訳じゃ無いんだけど(汗)
頑張れ、ユリカさん
第9話、火星その4
今日は、ユリカの御料理教室をお送りします
えっ、ユリカの料理じゃ相手が死んじゃう?
やだなあ、そんな事ないって、それに、『食材』はルリちゃんだし(ニヤリ)
ユリカの御料理教室♪
「なっ、何考えているんですかユリカさん(赤)」
ベッドに縛り付けられ抗議の声をあげるルリ
「んっ、ユリカいっつもルリちゃんにイジメられる事多いから、たまにはユリカの方からって♪」
「イジメるって、私はユリカさんをイジメた事なんて」
「え〜〜、だってSS見てるといっつもルリちゃんにアキト取られちゃうし・・」
「それは別のSSの話ですっ」
「それに、この作者の『電波出戻りばんふぁいぶ〜』じゃ、ルリちゃんユリカを差し置いてアキトの・・・を奪っちゃってるし」
「それは、私は私かもしれませんけど、別の私です、私はそんな事してません(真っ赤)」
「別のルリちゃんかもしれないけど、ルリちゃんはルリちゃんだし、やっぱり、アキトの・・・を奪われたし返しに、今度はユリカがルリちゃんの大事なモノを奪っちゃおうかなって♪」
「ゆっ、ユリカさん、いつから百合化さんに、わっ私にそんな趣味はありませんっ(汗っ)」
「「ユリカ」と「百合化」か、SSって文字で表現出来るから便利だね♪、TVアニメとかじゃどっちも『ユリカ』としか聞こえないし♪」
「なに変な事に感心してるんですか」
「それに、この作者、ルリ×アキト派だから、ユリカ×アキトは書いてくれないし」
「それは私のせいじゃありませんっ」
「それにほら、『食べられる』ルリちゃんのファンの人も多いんだよ?」
「だっ、だからってこんなっ(汗)」
「でもまあ、ここまで来たら読者も期待してるから、ルリちゃん、素直にユリカの毒牙にかかってね♪(ニヤリ)」
「い・・や・・アキトさん・助けて・・・」
思わずアキトに助けを求めてしまうルリ
ユリカは少しむっとするが
「ふ〜ん、やっぱりルリちゃんってそうなんだ」
意地悪そうな笑みを浮かべルリを見つめる
「・・・?(汗)」
なにか嫌な予感がしてくるルリ
「うん、そうだ、ルリちゃんみたいな『美味しい食材』をユリカ一人で食べちゃ悪いよね、アキトも呼んで来ないと♪」
「なっ(真っ赤)」
「やっぱり、夫婦は分かち合わないと♪、『美味しい食材』だからこそ、夫婦で別けあって食べる・・・これぞ真の夫婦愛(うっとり)」
「・・・・・・・・・・そっ、それ絶対違います(真っ赤)」
「うん、やっぱりルリちゃんの・・・なんて大切なモノは、アキトとユリカで分かち合って食べないと勿体ないよね♪アキト呼んでこよっと♪」
「ひっ、人の話を聞いてください、ユリカさんっ、ユリカさんっ(汗)」
部屋から出ていくユリカを呼び止めるがユリカはそのまま行ってしまう
そして、取り残されるルリ
・・アキトさんとユリカさんが戻ってきたら・・私・・・・アキトさんとユリカさんに・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(赤)」
「・・・・・・はっ(赤)」
思わず想像してしまった事に真っ赤になる
恥ずかしさと共に何かに期待してしまっている自分・・
そして、アキトと共にユリカが・・・・・・・・・・・・・・
「はっ」
飛び起きるルリ
別に手足を縛られていたりはしない
「ゆっ、夢?(赤)」
辺りを見まわすが、誰がいる訳でも無い自分の部屋
「なんであんな夢を?」
ふと、昨日のヒカルの事を思い出す
「・・そっか、あれのせいで・・・・でも・・」
夢の中で、何かに期待していた自分、
・・・・・・・・あんな夢を見ると言う事は・・・
ルリ「・・・・・・・・これって、やっぱり、私の・・・・・・・(真っ赤)」
「ふむ、なるほど、そんな夢のを見てしまった事で私に相談しに来たと」
「はい、イネスさん・・一応カウンセラーの資格も持ってますし」
最近の自分のおかしさに、勇気を振り絞ってイネスの元に相談をしに来たルリ
そんな事を話すの死ぬほど恥ずかしくもあるが
「一応は余計なんだけど・・・・・どうやら、貴方は艦長に対して相当複雑な想いを抱いているようね」
「・・・・・・・・・・」
思い当たる事の多いルリは、黙ってしまう
「一寸、確認するわよ、『夢の中の貴方』は、『初めて』で、まだアキト君とは関係を結んでいないのね?」
「はい」
「ふむ、で現実世界の貴方は艦長より先にアキト君と関係した」
「はい、でも・・・最初は・・そんなつもりじゃなくて、ユリカさんの所にアキトさんを連れかえりたかったんです・・・・言い訳と言えば言い訳なんですけど・・結局私は」
「自分の気持ちを抑え切れなくなったと」
「・・はい」
俯いて、答える
「成る程・・これは・・」
「・・・・・・」
「これは貴方の、願望というより、『罪悪感』からくるものね」
「罪悪感?こんな夢がですか?」
驚くルリ
確かに、ユリカに対する罪悪感を持ってはいるが、あんな夢がそんな事に繋がるようには思えない
「そう、じゃあ説明するわね、貴方、アキト君と関係をもった時どんな気持ちだった?」
「それは・・・」
「嬉しさが半分、艦長への罪悪感が半分・・・・・・・・そして、『嬉しさ』を感じている自分に対する自己嫌悪・・・って所かしらね」
「そう・・ですね・・・」
「私は・・・本当に嬉しかった・・・でも、私と関係を持ってもアキトさんが愛しているのはユリカさん・・私は、『ユリカさんの代わり』でしか無いことも・・自分で解かっていた・・」
自嘲気味の言葉で答えるルリ
「でも、『艦長の代わり』である事にも『喜び』があったんじゃないの?」
「はい、私はユリカさんから『アキトさんの心』まで奪った訳じゃ無いって・・・、自己弁護に過ぎないと解かっているんです・・・解かっては・・でも・・」
「そして、その中に「アキト君に自分だけを見て欲しい気持ち」も『艦長からアキト君を奪い取りたい』気持ちもあった」
「奪い取りたく無い気持ちも同じぐらいありましたけど・・・結局は言い訳にしかなりませんね・・・・」
「で、夢の話に戻るわね、貴方がベットに縛り付けられていたのは、『艦長への罪悪感』、『自分は本当は罰せられるべきなんだ』って気持ちがあるからよ」
「・・・・・・・」
「艦長は、貴方とアキト君の関係を許してくれてるけど・・それがかえって貴方の深層心理の中では、『罪悪感』を深めてしまった」
「確かに・・それは有るかもしれません・・」
「さて、そこで『ホシノルリに罰を与える』のに一番相応しい人物は誰?」
「ユリカさん・・・ですね・・」
「それに、貴方こっちの世界じゃ、艦長に相当厳しい事も言ってるでしょう?」
「・・・はい」
「貴方も相当辛かったんじゃない?、『嫌われても仕方の無い覚悟で、一番嫌われたく無い人達に厳しい事を言う』のって」
「・・・・・・・・はい」
「そういう事の積み重ねで貴方の心の中の負担は、自分でも気が付かない内に大きくなって来てるのよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「それと、今度は夢の後半の話、貴方はアキト君に助けを求めた・・でも、その後の艦長の行動って不自然だと想わない?」
「それは・・」
「艦長は貴方とアキト君の仲を怒ってたんでしょ?、そこでアキト君の名前なんて出せば・・普通は怒りを更に増す、火に油を注ぐような物、でも、その後の艦長の行動は?」
「・・・」
「有る意味、確かに貴方の願望でも有る、だって、貴方は自分が艦長よりも先にアキト君と関係を持った事に優越感を感じた事が無いと言える?」
「言い切る事は出来ません・・いえ、正直な所、感じてたと思います・・・・」
「でも、本当は貴方は、艦長に対して優越感も罪悪感も持ちたくは無い、夢のような形でだったら、どっちも持たなくて済む」
「・・・・・・・・・・・・・」
「同時に、艦長に優越感を持ちたい気持ちもあるのよ、だって、ミスマルユリカとホシノルリは「テンカワアキト」って言う一人の男を好きになっちゃったんだから」
「・・・・・・・・・・汚いですね・・私・・・・・」
「あら、どうして?」
「私・・・夢の中でまで、ユリカさんを悪役にしちゃったんだなと思って・・」
「アキトさんをユリカさんの元に返したのだって・・・・・私の為なんです・・・」
「そうやってユリカさんに恩を売っておけば、アキトさんと私の事を認めてくれるかもしれない」
「アキトさんがユリカさんの所に帰る事が出来れば、私はユリカさんの代わりから、アキトさんが私の事を本当に愛してくれるようになってくれるかもしれない・・・・・」
「今は貴方の望み通りじゃない、何が不満があるの?」
「・・・・・・今は幸せです・・でも、・・・・・・・この幸せは私のユリカさんへの裏切りから始まったと思うと・・・」
「素直に喜ぶ事が出来ないと?」
こくり
「それに・・・私がユリカさんにアキトさんを会わせた一番の理由は・・・私が辛くなっていたから・・・耐えられなくなりそうだったから・・・」
「ユリカさんに罵られても怒られても・・・・殺されたっていい・・・私は・・・ユリカさんの事を裏切ってしまったんだから・・・いっそ、殺してもらった方が楽になれるかもしれない・・・・・そんな気持ちだってあったんです・・・・・」
「ユリカさんに会えなくて、苦しんでいるアキトさんを慰める為・・って言えば聞こえは良いけど・・」
「本当は、アキトさんの苦しみにつけ込んだだけ・・・・」
「時々思う事があるんです、今のままで良いのかなって、私は諦めて身を引くべきなのかもしれないって・・・・」
「まっ、貴方が本気でそう思うなら、私は止めないわよ、でも、出来るの?」
「・・・・・・・・・・・・無理ですね、多分・・・」
苦笑しながら答えるルリ
「それとね、向うの世界の私に聞いたけど、貴方は自分の事を汚いって言ったけどね、「貴方の汚さ」のお蔭でアキト君も艦長もラピスラズリも救われたのよ、皮肉な事に」
「えっ?」
「『ホシノルリ』が『人間』だからこそ、その姿がアキト君を立ち直らせた、泣いて悲しんで苦悩して・・・・
たとえどんな理由であろうと貴方は、『テンカワアキトをミスマルユリカの元へ』帰らせたかったんでしょう?」
「はい」
「貴方が苦しんでいるのを見たから、これ以上「ホシノルリ」を苦しめたくなかったから、アキト君は艦長の元へ帰った、たとえそれがどんな結果を生もうと、最悪の状況すら覚悟して」
「・・・・・・・・・・」
「艦長も強い人よね、今みたいな関係も艦長が中心にいなければ考えられないでしょう?」
「はい」
ルリははっきりと答える
もし、自分とユリカの立場が逆なら、自分に出来たと事とは思えないのだ
「そして、アキト君を救う為に、貴方にアキト君の居場所を教えたラピスラズリ・・もし、誰か一人でも欠けてたらアキト君は救えなかった」
「そうかもしれませんね・」
「だから、アキト君は3股なんてかけてる、いい加減な気持ちじゃなくて真面目に本気で貴方達を愛して」
「・・・・・・・・・・」
「まったく、お蔭でこっちは大変よ、3股かけてるんだから、今更一人増えても同じでしょうって言ってるのに、アキト君のガードが固い固い」
「えっ(汗)」
「貴方が本気で身を引けば、アキト君本気で落ちこむかもね、そうなれば私にはかえって有り難いかも、だって、落ちこんだアキト君慰めて上手く貴方の後釜に居座れるかもしれないし」
ニヤリと薄ら笑いを浮かべるイネス
「だっ、駄目ですっ、そんなのっ(汗っ)」
慌てるルリ
「アキト君と別れるのが?、それとも私が・・・イネス・フレサンジュがアキト君と関係を持つのが?」
「両方に決まってます、何処の世界に浮気を勧める女が」
「あら、貴方達3股状態を認めてるじゃない」
「うっ」
言葉に詰ってしまうルリ
「私にとっても、アキト君は大切な「おにいちゃん」なんだけどな♪」
「こっちのイネスさん・・・向うのイネスさんより性格悪くありません?」
少し怒った顔と口調のルリ
「じゃ、こっちのイネス・フレサンジュがどのくらい性格が悪いか確かめてみる?(ニヤリ)」
次回に続きます
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後書き
『ユリカさんヒロイン化計画』なんて馬鹿げだ理由で始まった割には、重い裏があったんだなあ、この話<作者のくせに人事のように
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