墓参


火星の後継者の事件から約1年・・

今日は、『死んだ』アキトさんの御墓参りの日・・・・

「・・・・ユリカさん・・・今日は・・アキトさんの・・・」

「解かってる・・・・・」

二人とも何かをこらえたように、ぶるぶると小刻みに震えている

火星の後継者の事件

あの後、アキトは・・・・・

「アキト・・・ユリカを助け出してくれた後・・・・」

「・・ユリカさん・・・その話は止めましょう・・私も・・・」

目を瞑り、涙をこらえているルリ

「でも・・・・・・・・・・」

「言わないで下さい・・でないと・・・」

 

 

 

 

「でも、ルリちゃん、「生きてる」アキトの御墓参りに行くと思ったら、なんか笑いが止らなくなって(苦笑)」

「だから、その事は言わないで、私も我慢してるんですから」

ルリは笑いをこらえるのに必死である

そんな二人の様子をバツの悪い様子でみているアキト

 

 

今日はアキトの命日

 

 

表向き死んだ事になって居るアキトと、ユリカ、ルリで墓参すると言う馬鹿げた事を思いついたのはルリである

以前の事を思い出し、アキトに少し意地悪をしてみたくなったのだ
まだ、アキトが生きている事を教えてくれなかった事を、根に持っているらしい

もっとも・・・・

「でも、考えようによっては、確かに、「ホシノ・ルリの知っている」アキトさんは死んでますね、だって・・・・昔のアキトさんなら「愛人」なんて持ちませんから(苦笑)」

「いっ、いやだってそれは(汗)」

「ん〜〜、だってユリカがルリちゃんに勧めた訳だし」

「大体、養女である私を、夫の愛人になるように勧めるなんて、ユリカさんもなに考えているんですか・・・まあ、誘惑に負けてしまった私も私なんですけど(苦笑)」

表向き死んでいるアキトは、ユリカと婚姻関係を結ぶ事は出来ないが、ルリの中でのアキトの妻はあくまでユリカ

ユリカにとっては、「アキトと共に居られる」事が大事で、正妻も愛人もど〜でも良くなったらしい

「だって、その手の話の方がアキトと一緒に居られる事多いし・・・」

とは、ユリカさんの談(苦笑)

あの後、アキトはユリカとルリに追いかけられてきて・・・・

すっかり、ユリカ達のペースにはまってしまい、ルリを愛人にしたりうやむやの内にユリカ達の元へ帰る事になったり・・・・・

劇ナデでの黒アキトのシリアスな雰囲気は何処に言ったのやら(苦笑)

 


後書き

この話は初出じゃなくて、大塚りゅういちの隠れ家、

一番星キャラクタートーナメント (2002年  8/12(月)〜8/19(月))

の小説投稿掲示板に以前カキコした物です

イメージ的には、『でんぱ出戻りばんせぶん〜〜〜〜』の続きのようなそうでないような(苦笑)

 

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