ユリカ「ルリちゃん、アキトの事で御願いがあるの」
ルリ「どうしたんですユリカさん?そんなに改まって」
ユリカ「あのね・・・・言いにくいんだけど・・・・」
ルリ「なんでも言ってください、ユリカさんとアキトさんの為なら多少の無理は聞きますから」
ユリカ「じゃあ言うけど・・・・ルリちゃん・・・」
ユリカ「ルリちゃん、アキトの愛人になってくれないかな?」
ルリ「えっ(汗っ)」
でんぱ出戻りばんせぶん〜〜〜〜
しばらく、時が止まっていた
人間、あまりにも意外な言葉を聞くと頭が回らなくなるようで
それは、普段は冷静なルリも同じだったらしい
そんな、ルリの気持ちを知ってか、知らずか、一方的にまくし立てる
ユリカ「あっ、愛人が嫌だったら、正妻がルリちゃんで愛人がユリカでも構わないから」
ようやく、頭が回り始めたルリが、ユリカの言葉の意味を考え始める
ルリ(アキトさんの愛人?、正妻?って・・・・・・・・えっ(赤))
ユリカ「駄目かな?ルリちゃん」
言葉の意味をよく噛み締め・・・理解してみると・・・・
ルリ「ゆっゆっゆっ、ユリカさん、いっいっ、一体何言ってるんです(赤)」
ユリカ「だから、アキトの愛人か正妻になってって」
ルリ「いっいっ、言ってる意味が解かってるんですか?(真っ赤)」
ユリカ「・・・・・そうだよね、ルリちゃんの気持ちってモノもあるもんね・・・・」
ルリ「私の気持ちって・・・・・あの・・・・・・・(赤)」
ルリ「私は・・・・・・・・・アキトさんだったら・・・構わないですけど・・・・・・・・(真っ赤)」
つい、本音を漏らしてしまうルリ
ユリカ「本当?、ルリちゃんありがと〜〜〜〜」
心底嬉しそうに、ルリを抱きしめるユリカ
だが、ルリには何がなんだかわからない
ルリ(え〜〜と、もしかしたら夢?悪い夢・・・・・じゃないけど・・・)
こんな事を考えてしまう
ルリ「でも、どうしてユリカさんさんそんな事言い出したんです?」
ユリカ「んっ、わたしね、アキトに帰ってきて欲しいんだ・・でも」
ルリ「アキトさんは、今、ネルガルに匿われています」
ユリカ「うん、それでネルガルには、イネスさんやエリナさんがいるよね」
ルリ「あのお2人は・・・・・」
ユリカ「解かってる・・・・・・・イネスさんもエリナさんも、アキトの事を・・・・・」
ルリ「・・・・・・・・・・・・」
ユリカ「・・・・・・、あの2人がアキトとどんな関係になってたとしても怒れないんだ、ユリカを助ける為に、命をかけたアキトを支えてくれた人達だから・・・・」
ルリ「それは・・・・・・」
ユリカ「でもね、たとえどんな形でも,ユリカはアキトの傍に居たいの、2号でも3号でも4号でも良いから」
ルリ「ユリカさん・・・・そこまで・・・・・」
ルリ「でも・・・・・・・それが私が愛人になる事とどんな関係が?」
ユリカ「ルリちゃんは、『保険』なの、ユリカはイネスさんもエリナさんも認める気だけど、それでもアキトを返してもらえない時の為の・・・・・」
ルリ「つまり・・・・・・アキトさんの愛人か正妻って餌で、私を味方に付けようと?」
ユリカ「うんそう、ゴメンねルリちゃん、ルリちゃんの気持ちを利用するような事をして、嫌だったら断っても良いから・・・・」
ルリ「ユリカさん、策士ですね、正直過ぎますけど(くすっ)」
ルリ「でも・・・・・・策に乗ってあげます『ユリカさん公認で、アキトさんの愛人』なんて、美味しい餌を見逃せるほど、私は意思が強く無いみたいですから(くすっ)」
ユリカ「ルリちゃん、ありがとう」
本当に嬉しそうな笑顔を見せるユリカ
ルリ「でも、アキトさんの気持ちの問題もありますからね、アキトさんが私を受け入れてくれないと意味ないですよ?」
ユリカ「その時は、ユリカから頼んでみる・・・・・・ルリちゃんを受け入れて上げってって」
さて、この後アキト君がどうなったかと言うと・・・・・・・・・・
女難にも遭わずに、ハーレム作るような奴の事なんて、しった事かい・・・・(笑)
後書き
さて、このユリカは壊れているんでしょうか?それとも壊れていないんでしょうか?(笑)
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