「苦しいわね・・・・・・」

呟き。白衣に身を包んだ、金髪の女性が首を傾げている。

「五感。ほとんど戻らない、か・・・・・・」

目の前に横たわる男性を見て、溜息を吐く彼女。

「もう、食べられないのね、ラーメン」



























Bride of darkness



第2話 『心、進む前に』











「・・・・・・確かに、アキト君は生きてるわ」

「そう、ですか」

ネルガル本社地下施設、極めて秘匿性の高い一帯にある一室。

そこはホシノ・ルリの病室だった。彼女は一日のほとんどをここで過ごしている。

本当ならばそろそろリハビリをはじめなければいけなかったのだが、抜け殻の彼女にそれを求めるのも酷だろう。

だが―――その日々も終わろうとしていた。はじめて、彼女から積極的に言葉を発したのだ。

「でも。隠しても仕方が無いから言うわね。アキト君は貴方よりも重症よ。

よほど酷い実験を受けていたのでしょうね。そして2ヶ月という期間が事実上の命取りにもなってしまった」

「命取り?」

「そう。彼は五感を喪ったの。特に味覚が・・・・・・駄目なの」

イネスが言葉を詰まらせるなど、非常に珍しい事だ。彼女は―――まごう事無く、怒っていた。見えない何かに。

「・・・・・・それって!」

ルリが飛び上がったのは、はじめての事だ。

「び、びっくりさせないで」

「アキトさん、もう料理ができないって・・・・・・「うぉぉぉおっ!!」

叫び声、金属音。隣の部屋から聞こえてきた声に、2人の女性は顔を見合わせ―――駆け込んだ。











「ユリカーッ!!!どこにいるんだ、

畜生、奴らめ、やつらめぇぇっ!!!!」

室内では暴風が荒れ狂っていた。あらゆる医療用品が砕け、引き裂かれ、打ち壊されている。

「アキト君!」

「アキトさん・・・・・・」

「許さない、許さんぞぉぉっ!!返せ、返せぇぇぇっ!!!

俺とユリカの未来を!!ルリちゃんとの楽しかった生活をっ!!」

どきり。ルリの鼓動が波打った。

楽しい、生活。アキトさん、ユリカさんとの。それは、もう二度と戻ってこない。

切望しても無駄だと、この時は彼女ははっきりと悟った。

そしてその事実に気付いてもほとんど心動かない自分を発見して、彼女は愕然とした。

(私、もしかしたら・・・・・・ただアキトさんがいるだけでいいの?そんなの、許されない・・・・・・)

アキトの腕が壁に叩きつけられる。痛覚を喪い容赦の無いその動きで、手から血がたらたらと流れ落ちていく・・・・・・

「やめて、お兄ちゃん!」

イネスが必死にアキトに抱きつき、動きを押さえつける。

「しっかりして、お兄ちゃん!こんな事で暴れて、傷が広がったら」

「俺は、俺はぁっ!お前達を許さん!北辰、ヤマサキぃっ!!!」







アキトの見えない瞳。それが壁ごしに、遥か彼方の空を見上げる。燃える、怒りの瞳。

ルリは―――言葉を喪った。ほとんど空っぽの彼女の心に、彼の声が反響する。

(アキトさんが、アキトさんの心が・・・・・・泣いてる)

痛み。心の痛みが、彼女にはわかった。何故かわからないけど、実感できる程に。

辛い。アキトが辛いと、彼女も辛くなる。家族として。そして、他の何か、何か繋がっている部分で・・・・・・











この時の彼女は、まだ何一つ決めてはいなかった。

ただ・・・・・・ただ、自分がまた一つ何かを喪った事。そしてそれが二度と戻らぬ事を知るのみだった。

しかし、この一つの出来事が、彼女の心に深く残っていく事になる。

そして、これから自分がどうするのか。それを近い将来には決める事に・・・・・・






























テンカワ・アキト。火星出身、21歳。

志望、コック。婚約者に、ミスマル・ユリカ連合宇宙軍(最年少)大佐。養女に、ホシノ・ルリ。

ナデシコに参加、元は素人ながら軍エースパイロットも一目置くほどの

(軍パイロットが彼ほど出撃していなかった、エステバリスは新しい兵器体系だったという事情もあるが)

多大な戦果こそ収めたが―――それを除けば、ただの一市民。少なくとも、彼自身の望みは。

だが。それ以外にただ一つ。ただ一つ、A級ジャンパー、それも"経験済み"の男という事実。




それが、彼の人生を狂わせた。ミスマル・ユリカ、イネス・フレサンジュを除いては誰一人出来なかった事、

A級ジャンパーと"認定されたに過ぎない"他多くの者達を差し置いて、

"意識しての超長距離ジャンプ"が可能である、その確かな能力の為に。




生活を、幸せを奪われ。秘密結社、火星の後継者の実験の為に、五感、特に味覚を奪われ。

そして、最後に、目の前で婚約者を奪われ―――

彼には今何一つ残っていなかった。




否。この燃える感情を除いては。復讐、その決意を除いては、だ。

そのただ一つ残された事実こそが彼の手に剣を収めさせる事となる。





そして、その傍らには・・・・・・?






























「こちらBチーム、敵反攻凄まじく・・・・・・うわぁぁあっ!!」

「こちらGチーム、4時方向より敵1個中隊が接近中。敵は・・・・・・機動兵器だとぉ!?」

「Dチーム、こちらDチーム、援護を!至急援護を!!」

通信機越しに響く断末魔の雄たけび。そして、連続する発砲音。硝煙の匂い。

今。たった今、ゴート・ホーリーは追い詰められていた。

彼の手下、世界に冠するネルガル・シークレットサービス各部隊が壊滅してゆく。




元々無理のある作戦ではあったかもしれない。

オーストラリア、シドニー郊外の研究所。事前の情報収集でさえ、作戦の成功は難しいとわかりきっていた。

だが、それでも彼は決断した。戦術的困難は承知、だがこの作戦は戦略的に大きな価値を持つからだ。

だからと言って―――これほど多くの部下が死んでいく事に、彼の心が痛まぬはずが無い。




屍の上を彼は越えてゆく。麾下Aチームは2個分隊、これまで他のチームを盾としてここまで進んできた。

「あと3分だな・・・・・・。急ぐぞ」

時間が勝負の作戦。既に開始から12分、そろそろ敵も『究極的な対応手段』を決める頃だろう。

幸いもう目的地まではあと70m弱。敵の抵抗にあっているが、このラインを抜ければ・・・・・・。

追い詰められてはいる。だが、作戦の成功が遠い訳でも、また無い。

微妙なところ。選挙でいう『当落選ライン上』。後一押しが、必要なところ。

彼の右手、アサルトライフルが火を噴く。特殊なウラニウム・アーマーピアシング弾が壁越しに敵を射抜いていく。

隣の部下が擲弾筒に何かを詰める。

「死ねっ!マッド・サイエンティスト共め!!」

そう叫ぶと同時、発砲。敵の潜む場所の近くに着弾―――その瞬間、凄まじい爆発が周囲を覆う。

ドクター・イネス謹製の特殊相転移反応弾だ。着弾の瞬間、周囲を相転移させる効果のある、特別な弾。

「いくぞ、続け!」

煙の中でまだ生き残っている敵兵の首筋に手早くナイフを刺し。目的地へ急ぐ。







目的地、室内。そこでは彼らの予想外の出来事が発生していた。

「ユリカを、ユリカを返せっ!!」

「未熟者が、盲目でどうする?どうやって戦うというの・・・・・・ん」

血だらけの男、ボロボロになりながらも立つ男は、紛れも無く彼らの目標。

テンカワ・アキト。"奴ら"によって攫われた男、救出を待つべき男である。

その彼が、立っている。全身から滴る血、だが、立っている。

見えない瞳が見つめる先、その先には・・・・・・

「ミスマル・ユリカ!」

ゴートが声をあげるのと、向こう側、扉が閉まるのが同時だった。

そして、力尽きたように床に倒れこむアキト。室内には、彼とゴート達しかいない。

「隊長・・・・・・」

難しい判断だ。本来この施設にミスマル・ユリカの存在は確認されていなかった。

だから、救出目標はアキトのみ。残りの火星の生き残りは、基本的に無視するか―――射殺する。

関わっている暇も無ければ、敵にただ渡しておくわけにもいかない。

人権無視の行為だが、ネルガルとしては全貌の見えない敵勢力にA級ジャンパー達を渡す訳にもいかないのだ。

だが、ミスマル・ユリカはいた。そして今、敵に連れられてかなり遠い所へ去ってしまった。

これを追いかけ、救出するか。それとも・・・・・・。

「テンカワの救出を優先する。手当て急げ」

「ユリカ・・・・・・ユリカ、くそ、くそっ・・・・・・」

泥濘を己が血で形成しながら、なお呻くアキト。その意識が遠ざかる―――危険な状態だ。

Aチーム下の医療担当班が緊急処置を下す間。ゴートは閉まった扉を睨み付ける、それのみしていた・・・・・・

















この作戦でネルガル・シークレットサービス実働部隊は半壊した。

人員の4割を喪い、再度大きな活動を起こす事は、しばらく出来ないだろう。

幸い中核要員の集合である第1分隊などは大きな被害は被らなかったから、再建は可能だが、

それでもこれでネルガルは"謎の組織"に対して攻勢を貫く事は出来なくなった。

ミスマル・ユリカ。彼女の救出作戦を実行する事は無理だ。

彼女の居場所が分からないし、その戦力も無い。敵も更なる防備を敷いてくる事だろう。

元々彼女にあの場で遭遇できた事が偶然だったのだ。

そしてあの時無理やり救出に取り掛かっていたら、ネルガルシークレットサービスはこの世から消滅していた。

何しろ間一髪だったのだ。あの後アキトを回収して、僅か1分後には1個旅団の大部隊が

研究所を包囲。タイミングが遅れていたら、確実にゴート達の生命は無かった事だろう。

だから、ユリカを救い出せなかった事に関しては、ゴートの良心が痛む事は無い。




だが・・・・・・他のA級ジャンパー達を救出どころか、抹殺しなければならなかった事。

それに関してはゴートの中に深く残っていく事になる。




それはあの時点でとり得る最良の判断だった。

A級ジャンパー達、あの施設に収容されていた31名のうち、26名に関しては救う事が困難だったのだ。

残り5名に関しては何とか余力もあったので救出したが、残りは出来なかった。

そして。今だ正体つかめぬ謎の敵組織に貴重なA級ジャンパーを渡し続ける訳にもいかなかった。

旧来の戦略思想を覆す可能性がある存在であるA級ジャンパー。

落ち目ながらどうにか生き残ったネルガルに、止めを刺す恐れのあるボソンジャンプ関連分野。

それ故、残酷とはわかっていても。利益の為に人の生命をチップのように扱うと謗られても。

ゴートとしては、そうせざるを得なかったのだ。




A級ジャンパーの収容されている施設に、反応弾を撃ち込まざるを。

















「また嫌な物を見た、そんな顔ね」

1週間前と同じく、中央処置室前に佇むゴート。

互いに疲労した顔を並べて、イネスと共に一つの長椅子に座っている・・・・・・

「いや。外れだ」

「あらそう?でも今日は・・・・・・辛い事ばかりね」

「ああ」

しばらく無言の2人。別にこの2人は親しい訳では無い。だが―――"戦友"ではある。

互いに違う分野で。それぞれ生きる2人だが、互いの感情は、ある程度わかるものだ。

「やはり、駄目なのか」

「ええ・・・・・・。コック、もう諦めるしか無いわね」

イネスの声音は―――微かに震えていた。

"敵"への怒りか。あるいは己の無力への憤りか。

彼女の大切な人、テンカワ・アキト。"お兄ちゃん"。唯一つ、幼き日の記憶に残る人。

その彼が望んだ夢は、実現の為に努力したコックへの路は。そして平穏な日々は―――永遠に閉ざされた。

「・・・・・・こうも不幸とはな。神と言う存在は人の不幸を吸って生きている、か」

「私、無神論者だから。そういう話はよして欲しいわね。でも・・・・・・

アキト君は幼い日に家族を喪った。そして、孤児院暮らし。火星で得たささやかな幸せ。

でも、それも戦争で崩されたわ。だから、平穏な日常と、家族という存在に強い願望を持っているの。

何もアキト君は悪い事をしていない。でも、彼は彼であるだけで不幸になってしまう。

親がボソンジャンプ研究の第1人者。はじめて生体ボソンジャンプを果たし、かつ最も経験豊かなA級ジャンパー。

御伽噺の王子様っているでしょ?あれと同じよ。特別な存在だから、真の自由を得る事は無いの。

自由を切望するけど、それが果たされないから、アキト君はたぶん・・・・・・」

「たぶん?」

「貴方の報告は読んだわ。アキト君、立っていたのね。そして、叫んだ」

「ああ。あれは執念としかいい様が無い」

ゴートは20時間前ほどの光景を脳裏に思い浮かべる。

アキトは―――少なくともいつもの彼では無かった。あれほど想いを表に曝け出すとは。

いや。一度だけあった。フクベ提督を殴った時、あの時の彼と似ている。

だが、基本的にテンカワ・アキトは善良な男だ。まさか、彼が"そうなる"事など・・・・・・




だが、イネスは言い切った。

「彼、変わるわ。復讐鬼に」

彼女の瞳。その焦点は何処と無く何者にも窺えぬ、遠くを結んでいた・・・・・






























「アキトさん・・・・・・」

手元にある写真。

家族みんなで―――アキトと、ユリカ、そして彼女で屋台を切り盛りしている。

朗らかな笑顔。笑えなかった自分が、笑っている。楽しそうに。幸せそうに。

(もう二度と戻れない・・・・・・アキトさんはもう、ラーメンを作れない)

そして、彼女自身も戻れそうに無い。あの頃のように、輝いてはいられない。

そうするには、心が沈みすぎている。喪った物が大きすぎる。

「私、なんて愚かな・・・・・・名前を聞いて。アキトさんの名前を聞いて、それで元通りになるなんて」

一度はそう思った。死んだはずのアキトが、生きていた。なら、また同じように家族をやっていられる。

だが、浅はかな考えだった。人は変わる。それが自分の望んだ変化だろうと、そうじゃなかろうと。

(そう、私も変わってしまった・・・・・・私は、人形だから。人形に戻ってしまったから)

今度こそどうでもよくなってしまった。

アキトは不幸だ。そして、彼女にはその彼を支える術は無いように思えた。

彼と、そして同じく家族であるユリカと。共に幸せにはもうなれないのに、彼女自身が耐えられるはずもないのだ。




あの時に戻れないのに、私が人でいる理由なんて、無い・・・・・・







自分自身が実は変わり始めた事。

それに気付かずに、彼女は倒れこむようにベッドに横たわる。

長い蒼銀色の髪。乱れて白い生地の上に舞う。

明日が彼女にとって、一つ大きな日となる事を知らずに。彼女は夢の中へ堕ちていく。






























「それで、ルリ君の件だけど。彼女の処遇はどうなるかな?」

「ある程度心身両面の治療が済み次第、ハルカ・ミナトに引き取ってもらうつもりです。

猟奇殺人目的での誘拐で行方不明、後に倉庫で死亡が確認されたという公式発表に関しては、

死体が発見されていないという特殊性に鑑み、実は大量出血していただけで生存していた、

今まで発表を遅らせていた理由はマスコミや見舞人をシャットアウトして、

彼女の治療に専念させる為にとった処置という事で手を打つ予定になってます。

・・・・・・彼女までアキト君の復讐につき合わす事は無いわ。

アキト君の決意は立派、私も援助をしたい。でも、それでも重犯罪行為である事には代わりが無いもの。

ルリちゃんはまだ未成年だし、そんな犯罪行為に加担させるのは得策じゃないわね」




ネルガル会長室。実は本社ビル公式設計図とは違う位置に存在するこの部屋で、男と女が向き合っている。

照明も微妙に落とされ、少しだけ怪しい雰囲気が醸し出されているのは男側の悪趣味の為せる業だろう。

何しろこの男は自分の為にわざわざ光る歯を―――ダイヤモンドが仕込んであるように見えるが、

あれは実は特殊な発光機能、通信機能を兼ね備えた無駄に高性能な義歯なのだ―――

作らせるような男である。ただ、女性を振り向かせたいが為に。馬鹿な男である。

(だが、その小型通信機としての機能が、ネルガルシークレットサービスの利用する通信機や盗聴器にも

転用されており、完全に無駄な発明品というわけでは無かったのは、流石ではある)




「そうだね。流石にネルガルとしても少女の暗殺者を抱えるような余裕も無ければ意味も無い。

道徳的にも大いに問題があるし、この事がバレたら会社どころか僕達の身が危ないしね。

もっとも今のルリ君は虚脱状態らしいから、僕達の提案は容易く受け入れてくれるだろうけど」

「大した悪党ね、貴方は。どうせルリちゃんは別の使い道を考えてるんでしょう?」

「まあね。"大した"悪党という御指摘については、褒められたと光栄に思っていいのかな」

「馬鹿」

「まあ何にせよ、さ。悪党だろうと何だろうと、僕も会長として考えている事はあるのさ。

貴重なIFS強化体質者を無意味に放置しておくような余裕は無いからね。

流石に今だ正体掴めぬ組織ほど非人道的な扱いをするつもりは無いけど、

ルリ君には彼女なりに活躍できるステージを与えるつもりだよ」

「次世代ナデシコ級戦艦、あの計画を予定通り実行するのね?」

「そういう事。まあ、まだ計画が立てられた段階にしか過ぎないけど、1年半後の艦の完成に合わせて、

僕達は有用な人材を確保しておかないといけないのさ。そしてその為には、ルリ君を表舞台に戻す必要がある」

彼はこの時、物事を規定の路線として語っていた。そこには、落ち目の会長といういつもの印象は、欠落している。

「また、狙われるわね。彼女」

「その為のネルガルシークレットサービスさ。ね、プロス君」

それまで部屋の隅に待機していた男が、自身の金縁眼鏡をくいっ、とあげる。

「はい。痛手こそ被りましたが、特定人物の護衛程度の活動は問題ありません。ですが・・・・・・」

「何かあるのかい、プロス君?」




「問題は、ルリさんがこちらの都合通り表世界に戻ってくださるのか、ですな」



































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あとがき




アキトのユリカシャウト・・・・・・。ルリとの関係が一切進まない一話になってしまいました。

ちなみにこの『闇の花嫁』では、ユリカはよくある悪者にはなりませんし、

アキトがユリカの事を想ってない―――とかいう事はありません。お断りしておきます。

彼にとってもルリにとっても、ユリカは家族。それでも共に戦ううちに惹かれあってしまう2人。

どこか背徳、ユリカへの罪の意識を感じながら、共に相手を求めてしまう2人。

そういったのを表現できれば、とりあえず自分としては合格かなって思っています。

(尚、ちゃんとここがび〜のHPさんである事を踏まえての、表現です。はい)




方向性としては、ルリを中心にこの話は回っていく事になると思います。

アキトに関しては結構心的描写とかをはぶいてしまう結果になってしまうかも知れませんが、

話全体をスリムに、よりしつこくなく読めるように作者としては力を濯いでいくつもりなので、

作者の無駄な涙ぐましい努力がちゃんと文章に反映されているかどうか、

そのあたりも嘲笑りながら微笑みながら読んでいくといいかもしれません。

ともかく技量次第ですね。読んでいて面白い話になっていればいいんですけど・・・・・・






それでは。次回もアキト×ルリで行こう!




コンパクトに纏めるというのは、今まで書いてきた作者の文章が冗長なだけだったりするから、

必死にどうにかそれを修正しようという、その姿勢の結果だったりします。

まあ、SS書きがどうとか言ってその通りに文章が纏まった例って、あんまり無いみたいなんですけどね。

やれやれ。『闇の花嫁』もどうなる事やら・・・・・・


b83yrの感想

ここで、いきなりルリとアキトの関係が進むのも、変ですしねえ

カップリングの関係も『物語の世界観に合ったスピード』で進んでいない作品には、違和感感じますし

ただくっ付ければ良いってモノでもないし、むやみに引っ張れば良いってモノでもない、『適度な速度』って物があるんですよ

とか言いつつ、私も結構むやみに引っ張っちゃってるかなあとか、早過ぎるかなあ、なんて悩む事が多々ありますが(苦笑)

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