7話

機動戦艦ナデシコ


未来の為に


第7話「対決?」




「アキトさん、ちょっとお願いがあるんですけど・・・」

「どうしたの?ルリちゃん」


ルリがアキトの元に来て早2ヶ月。
ルリもこの町での生活に慣れてきた様で、この町の住人とも
仲良くやっているようだ。
この頃のルリは、以前のような冷たい表情を見せる事は少なくなっていた。
もっとも、原因は1ヶ月ほど前にアキトが告白したのが大きな原因ではあるが
その影響か、アキトも本来の優しい顔を見せる事が多くなっていた。


二人は今、台所で夕飯の後片付けをしていた。
最近のルリは、アキトに遠慮なく頼み事や知りたい事を尋ねていた為、
アキトは不思議そうにルリを見つめた。
アキト自身、自分とは恋人のようなものだから、遠慮せずに何でも言ってくれと
申し出ていた為、ルリの久しぶりに見せる恥かしそうな表情をみて


『やっぱ、ルリちゃんのこの表情はいいなぁ・・・・』


などと、思っていたりした。
二人にとって、今の生活・・・・新しい生活はいい方向へと向かっているようだ。
若干1名は、つまらなそうに二人のやり取りを見つめてはいるが・・・・


「あの、料理を教えて欲しいんです・・・・」

「へっ?別にいいけど、俺よりはラピスに教わった方がいいんじゃない?
 ラピスなら味付けも教えられるし・・・」


ルリの意外なお願いに目を丸くしながらも、アキトの娘のような存在でもあり
料理の1番弟子でもあるラピスを見る。
しかし、ラピスはそんなアキトの視線に気づいたのか、いつの間にか
二人に向けていた視線をテレビに戻していた。
テレビでは、天気予報を放送していたがラピスの神経は
二人の会話を聞き取ろうと、全身全霊を込めて耳を傾けていた。


「いえ、アキトさんに教えてもらいたいんです・・・・ラピスはあまり人に
 教えるのが得意そうではなさそうですし・・・」

「そんなこと無いと思うけど・・・・・いいよ、今は時間があるし
 俺が教えてあげるよ」

「有り難うございます。アキトさん」


この時、ルリが見せた笑顔にアキトは少しの間、魅了されていた。
ルリもアキトの見せる優しい笑顔に、同じ様に魅了されていた。
そんな二人は、自分の状態に気づき照れ笑いをするしかなかった。


「・・・ルリが料理・・・・?」


二人のやり取りを聞いていたラピスは、不思議そうにルリの方を見つめていた。
しかし、気になり始めたらその考えが、悪い方向に向かうのにはさほど時間が掛からなかった。


「・・・うぅっ・・・ひくっ・・・・」

ラピスの頭の中では、自分の代わりにルリが毎日料理をアキトに作ってあげる光景が浮かび
自分がアキトにしてやれる事が出来なくなると思うと、涙がその金色の瞳
から流れてた。
そんなラピスの嗚咽に、先に気づいたアキトがラピスに優しく話し掛ける。


「ラピス、どうしたんだ?何か嫌な事を思い出したのか?」

「大丈夫ですよ、ラピス。私達がいるんですから何も不安になる事なんて無いんですから」


そんなアキトの問いかけに、ラピスは首を横に振るだけで答えようとしなかった。
ルリも、何事かとラピスの方に近づきアキトと同じ様に優しく話し掛けた。
この僅か2ヶ月の生活で、ラピスが意外と泣き虫である事をルリはよく理解していた。
しかも、1度泣き出すとなかなか泣き止まず、ラピスを泣き止むようにするのには
かなり骨が折れた。
その為、二人は懸命に慰めようとするが、今日のラピスはなかなか泣き止まなかった。






「はあ・・・・私がアキトさんを独占すると思っていたんですか?・・・」


やっとで、泣いた理由を聞き出したルリはラピスの告白に、ついため息が出てしまった。
ルリ自身、アキトに料理を作ってあげたいとは確かに思っていたのだが
自分がアキトを独占する為に、そんな事をするとラピスに思われてしまって
少しがっかりしてしまった。


「ラピス・・・ルリちゃんがそんな事するわけがないだろう?
 2ヶ月も一緒に暮らしているんだから、それぐらいはわかるだろう?」


アキトは、腕の中でまだ少し泣いているラピスの背中を優しくさすりながら語りかけた。


「だって・・・私がアキトに出来る事って・・・料理だけだもん・・・」

「それはわかりますけど・・・」

「まあまあ、ルリちゃんも落ち着いて。ラピス・・・ルリちゃんは今のラピスが
 羨ましかったんじゃないかな?」

「・・・私が?・・・・どうして?」


アキトの意外な答えに、ラピスは目を丸くするばかりだったが
同じ様にルリも目を丸くしていた。


「ラピスはさ・・・料理が凄く上手くなったよ。もしかしたら、昔の俺よりも上手いかも
 しれないぐらいにさ。きっとルリちゃんにはそれが羨ましかったんだと思うんだ」

「アキトさん・・・」


ルリは、自分の密かな思いに気づいたアキトに只驚くばかりだった。
確かにラピスの事が羨ましかった。
アキトに料理を教えてもらえるという事に、ラピスの事を少しばかり嫉妬していた。
昔、アキトとユリカと三人で暮らしていた頃、料理を教えてもらう事は無かった。

いや、アキト達が新婚旅行から帰って来た時に料理を教えてもらう約束だった。
しかし、その約束は叶えられる事は無かった。
アキト達がさらわれてしまったからだ。そして、ルリはその頃から料理をする事はなくなっていた。
アキト達を思い出してしまうからだった。


「だからな、ラピスもルリちゃんに料理を教えるのに協力してくれないか?」

「・・・・・うん・・・でも・・・私でいいの?・・・ルリ・・」

「はい、アドバイスの方、よろしくお願いしますね」

「・・・うん・・」


それから、アキトとラピスの二人で、ルリに料理を教える毎日であった。
しかし、アキトの方は火星出身者の保護など、仕事を抱えていた為
ルリに料理を教えるのは、ラピスの方が多くなっていた。
そして、ルリが料理を習い始めて3ヶ月が過ぎようとした頃・・・・




「?・・・ルリ・・・・何を見てるの?」

「いえ・・・何でもありませんよ」


そう言いながら、ルリは見ていた紙切れを隠すようにしまった。
そんなルリの珍しい行動を、不審に思っていたラピスだがその時
アキトが帰ってきた。


「ただいま」

「「お帰りなさい」」


いつものように、黒い服装に身を包んだアキトを二人が出迎える。
この頃には、ラピスはアキトに飛びついて出迎える事はなくなっていた。
もっとも、ルリが疲れているアキトに甘えるのは
良くないと釘を刺した為ではあるが。


「アキトさん、すぐお風呂にしますか?」

「ん、そうだね。そうさせてもらうよ」


ルリにそう答えると、アキトは一目散に風呂場に向かった。
そんなアキトを尻目に、ラピスはルリをじっと見つめていた。


「どうしたんですか?何か私についています?」

「・・あの紙・・・何?・・・」

「別に何でもありませんよ?」

「・・・嘘・・・何か料理のレシピのように見えた・・・・」


こういう時だけは、鋭いラピスに少しため息をつきながら
ルリは、観念したように口を開いた。


「ラーメンのレシピですよ。今度アキトさんに作ってあげようと思っていたんですよ」

「・・・・ラーメン?・・・どうして・・」

「アキトさんって、ラーメンが大好きなんですよ。だから、料理が上手くなったら
 ぜひ食べてもらおうって考えていたんですよ」

「・・・・ふ〜ん・・でも・・・ルリの腕前で大丈夫かな?・・・」


ラピスの何気ない一言ではあったが、ルリはその一言にカチンとしたのか
珍しくラピスに食って掛かってしまった。


「別に、そんなに難しい調理方法とかは有りませんし、私にだって出来ますよ?
 きっとラピスも驚くと思いますけどね」

「・・・・・・じゃあ・・・勝負する?・・・・ラーメンで・・・」

「いいですよ。味の審査はアキトさんにしてもらいましょうか?」

「・・・うん・・・いいよ」


ルリの挑発的な言葉に、ラピスも負けずと言葉を返した。
まさしく、売り言葉に買い言葉とはこの事である。
そんな二人の珍しいやり取りが繰り広げた所に、アキトが風呂から上がってきた。


「・・・・・どうしたんだい二人とも、そんな怖い顔しちゃって・・・・」


二人の顔を見つめるなり、つい本音を言ってしまったアキトではあった。
今のルリとラピスの顔は、普段とさほど変わらないが一緒に住んでいる
アキトには、二人が怒っている事がその微妙な表情から読み取ることが出来た。


「アキトさん、今度ラーメン勝負をラピスとする事になりましたので」

「・・・・・・だから・・・どっちが美味しいか・・・アキトに判断してもらう・・・」

「へ?、ラーメン?」


アキトは唖然とするしかなかった。なにせ、風呂に入る前までは二人は仲良く出迎えてくれたのだ。
なのに、風呂から上がったら突然ラーメン勝負をする事になっていた。
アキトでなくても、唖然としてしまうだろう。


「勝ったら、どうしましょうか?ラピス」

「・・・・う〜ん・・・」

「あのさ・・・・理由を教えてもらえないかな?話が読めないんだけど・・・」


説明を求めるアキトをよそに、二人は勝ったらどうするか?その事を考える事に
夢中になっていた。


「・・・・・私が勝ったら・・・私がルリの代わりにアキトと同じ布団で一緒に寝る・・・・」


「えぇっ?(汗×2)」

「ラ・・・ラピス・・・なんでその事を・・・・」

「い、いつから、知っていたんですか?・・・」


ラピスの意外な要求に、内心冷や汗の二人であった。
ルリはアキトに告白されてからは、いつもアキトの布団で一緒に寝るようになっていた。
しかし、ラピスに知られては不味いと思い、ルリの布団はいつも敷いてはあったが。


「・・・・ずっと前から・・・・ルリばかりずるい・・・・」

「で・・ですけど、ラピスがもっと一人で行動できるようにと思って、アキトさんが
 一人で寝るようにって言ったんですよ?。
 アキトさんの気遣いを無駄にしてはいけませんよ?」

「・・・じゃあ、何でルリは一人で寝ないの?・・・・ルリは一人で行動できなくてもいいの?」

「うぅっ(滝汗×2)」


痛いところを突っ込まれ、言葉に詰まるアキトとルリであった。
結局その晩、ラピスが勝つとアキトと一緒に寝る
ルリが勝つと今までどおりということになった。






「はぁ・・・そういう事か。ルリちゃん、ラピスは料理に関しては
 結構こだわるんだから、そんな事言ったら駄目だよ」

「すいません、アキトさん。私もつい調子に乗っちゃって」


布団の中でルリから事情を聞いたアキトは軽くため息をつきながら、
腕の中にいるルリにたしなめるように喋った。
ルリも、自分があんな他愛の無い事を言ってしまった事を反省しているのか、
アキトと顔を合わせずに、胸のほうに顔をうずめ小さく答えた。

そんなルリのしぐさに、アキトは微笑みながら慰めるように
ルリの頭をなでてあげた。
最近、アキトは布団の中に入ると、よくルリの頭をなでていた。
もっとも、理由としてはルリの綺麗な髪の毛の触りごごちが良いからではあるが
ルリもアキトに、髪を触ってもらうのが気持ち良いのか
嫌がるそぶりなど見せず、アキトが飽きるまで触らせたていた。



「でも、ちょっと楽しみではあるね」

「はい・・・何がですか?」


ルリは、アキトのゆっくりとした髪をなでている動作によって
半分眠りかかっていたのか、眠たそうな顔とぼけた口調で答えた。


「いや、何でもないよ。じゃあもう寝ようか?」

「ふぁい・・お休みなさい、アキトさん・・・・」


睡魔に勝てなかったのか、重力の重みに逆らう事無くルリのまぶたは閉じられた。
そんな愛しい存在になった、ルリをアキトは腕の中でぎゅっと抱きしめると
そのままの姿勢で、ルリの髪に顔をうずめながら眠りについた。


二人が眠りについた頃、ラピスは一人部屋の中で何かを呟きながらな
自分で作成した、料理のレシピを書き込んだノートとにらめっこしていた。


「・・・やっぱり・・ラーメンは・・・・」










そして、次の日アキトは朝早くから二人に家から出るように言われていた。
なんでも、料理が完成するまではアキトに見て欲しくないと、二人は口をそろえて答えた。
アキト自身、現在は料理はする事はなくなってはいるが、元々は料理人である。
材料を見てしまえば、どのような料理が完成するか一目瞭然である。

アキトも二人に気遣い、大人しく家を出てる事にはなったが
すでに、夕方になろうとしている時間になっていた。
にもかかわらず、家にはまだ入れなかった。
その為、アキトは以前から通いつめていた、バーでダラダラと時間が過ぎるのを待っていた。





「ふ〜〜ん、テンカワさんも大変ですねぇ」


バーのマスターは、先程から愚痴とも惚気ともつかない愚痴を只黙って聞いていた。
が、愚痴を聞き終わると興味のなさそうな、あいまいな返事を返した。


「本当に大変そうだと思っているのか?」

「いえね、さっきからテンカワさんの顔、緩みっぱなしですよ?
 そんな顔を見れば、誰だって大変そうには見れませんよ」

「そ、そうか?」


マスターの指摘に、アキトは顔の緩みを直そうとしたのか
気合を入れなおすように両手で叩いた。
そんなアキトの姿に、マスターが苦笑しているとアキトの仕事用の携帯から
呼び出しベルが鳴り響いた。


「もしもし・・・ルリちゃん?・・・・・そうわかった、直ぐに帰るよ」

アキトは、用件を手短に済ませ携帯を切ると、お金を座っていた席に置くと
足早に外の方に向かっていった。


「じゃあ、俺はこの辺で帰らせてもらうよ」

「テンカワさん、今度は彼女も連れてきてくださいよ。サービスしますから」

「そう・・だな、考えておく」


そう言い残し、アキトの店を出ると走るように家に向かった。
そのアキトと入れ違いで、店に入ってきた人物がいた。
その人物は、アキトを物珍しそうにしばらく見つめていた。


「おや、いらっしゃいませ」

「なあ、マスター・・・あれはテンカワだよな?」

「あんな大きなサングラスをするのは、テンカワさんぐらいしかいませんよ」

「何と言うか・・・・あいつってあんな表情も出来たんだなぁ・・・」

「実は、私もそう思っていたんですよ。
 でも・・・もしかしたらあの表情が、本来のテンカワさんかもしれませんね」

「そうかしれないな・・・・やっぱ彼女が出来たのが原因か?」


マスターは、今来た男性に笑いながら酒を出した。
そして、しばらく二人の会話の中心は、アキトとその彼女ホシノ・ルリについて
夜遅くまで大いに盛り上がっていた。






「ただいま」

「お帰りなさい、アキトさん」

「お帰り・・・アキト・・・」


「どっちのラーメンを先にしますか!?」

「・・・・私のだよね?・・・アキト・・・!」


「えっ・・・いや、それは・・・・」


二人の普段と変わらない表情ながらも、ただならぬ気配を察したアキトは
つい言葉を濁してしまった。


「どうしましょうか?ラピス。アキトさんってこういう時は
 昔のように、優柔不断になってしまいますけど・・・・」

「・・・じゃんけんは?・・・・」


例え、アキトでなくとも今の二人のただならぬ気配を察したら、
決める事はなかなか出来ないだろうに・・・・・・
答えを出そうと必死に考えているアキトをよそに、
二人は静かに、だが体中からただならぬ気迫を漂わせ、じゃんけんを繰り広げていた。




「と、言う事で・・・私のラーメンを最初に食べてもらいますね」


と、アキトにしか見せない笑みをこぼしながら、ルリは台所に走っていった。
その横では、ラピスが涙目になってしまった為、ルリが帰ってくるまでアキトは居間で
必死になってラピスをなだめていた。



「アキトさん、どうぞ」

「この匂い・・・ルリちゃんこれって・・・」

アキトは、ルリが差し出したラーメンを見つめ驚いていたが、さらにその匂いを
嗅いで、さらにその驚きは大きくなった。
そう、昔アキトが作ったラーメンと殆ど一緒だったからである。


「はい、あの時のレシピのコピーを持っていたので・・・
 それで、今のアキトさんの事だからラーメンは作ってないと思っていたので」
 
「有り難う、ルリちゃん。それじゃ、いただきます」


そういいながら、食べ始めたアキトではあるが、本来は味覚が完全に戻っていない為
味をあまり感じる事はなかったが、懐かしい匂いと記憶の中での
自分の作ったラーメンの味を思い出し、あっという間に平らげてしまった。


「ありがとう、ルリちゃん。美味しかったよ」

「有り難うございます。アキトさん」


さわやかな笑顔で、美味しいと言ってくれたアキトを見てルリは
嬉しさと恥かしさで、頬が桜色に染まった。


「・・・・アキト・・・今度は私・・・・」


いつの間にか、ラピスの手には出来たてのラーメンがあった。
どうやら、アキトとルリは二人の世界に入ってしまって、時間の事を忘れていたようである。


「あ、ああ、有り難う。ラピスは何を作ったんだい?」

「・・・・塩ラーメン・・・」




『・・・・・・やっぱり・・・・・・(×2)』


決して口には出さなかったが、アキトとルリは同じ思いと共に
少しばかりのため息をついた。
だが、気を取り直してアキトはラピスが作った塩ラーメンを口に運んだ。
その味は、ルリのラーメンよりも確かに味があった。
ラピスの料理は、アキトの口にあわせて作ったとも言える料理であったので
今のアキトでも充分に味わう事が出来た。


「美味しかったよ、ラピス」

「・・・・ありがとう・・・」


アキトはお礼の言葉を言いながら、ラピスの頭を優しくなでてあげると
それが嬉しいのか、無表情ではあるが頬を桜色に染めた。


「で・・・アキトさん、私とラピス、どっちが美味しかったですか?」

「・・・・私のだよね?・・・・」

「・・・・・え〜〜と・・・(汗)」


詰め寄る二人の、視線からアキトは逃れるようにしばらく下を向いていた。
しかし、意を決したように二人に向き合うと少し大きな声で喋りだした。


「ごめん、二人とも!俺にはどっちが良いとか決められない!」


深々と、頭を下げて謝るアキトの姿に二人は少し微笑むのみであった。

「やっぱり、こうなったでしょう?ラピス」

「・・・・うん・・・・ルリの言うとおりだね・・・・」

「え?・・・・どういう事かな、ルリちゃん」


「まあ・・・対処方法は考えていましたから、別に問題ありませんから」

「・・・そうだね・・・ルリ」


アキトをそっちのけで進む会話に、アキトは嫌な予感を覚えた。
しかし、その後は何事もなく夜は過ぎていった。
だが、ルリ達が何を相談したか判明したのは、就寝する頃であった。



「・・・動けない・・・」




アキトの布団の中では、両脇にルリとラピスがしっかりと抱きついて
眠りについていた。


第7話「対決?」完

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KANKO「どうも、KANKOです。ラブラブになっているでしょうか?
    ちょっと、心配です」

エリナ「KANKO君、ちょっと質問があるんだけど」

k「何でしょう?」

エ「なんで、オリキャラは名前が無いの?」

k「それですか。まあ、理由としては下手に名前をつけてレギュラーキャラにすると
  ナデシコらしく無くなってしまう恐れがあるからですな
  だから、殆どのオリキャラは一回限りの出演ですよ〜〜〜」

エ「ふ〜ん、成る程ねぇ・・・ところで、私の出番は本編ではあるの?(ドキドキ)」

k「ありますよ〜〜」

エ「よかった・・・・って、今日の後書きは普通ね?(汗)」

k「たまにゃあ、こーいうのもいいでしょ?」

エ「それもそうね」

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