第4話

機動戦艦ナデシコ



未来の為に



第4話「貴方の元へ」





・・・・・・私は・・・・・どうしたらいいの?・・・・・・




アキトもユリカも、お互いの事は愛していた。
しかし、二人の今の状況では、愛しているだけでは側にいる事は出来ない。
その為に、二人の心は徐々にではあるが、離れていってしまっていた。

この事により、ルリは、アキトの元へ行くべきか、判断がつかなくなっていた。
最初の頃は、ユリかを残してはいけない。
そう考えていた。
しかし、今のルリ自身の状況、アキトやユリカの状況を考えると
ユリカの元に、何時までもいるべきではない・・そう考えるようになっていた。


『アキトさんの元へ行くべきなのでしょうか?でも・・・・
 それは、ユリカさんを裏切る事になる・・・・・』

「艦長〜、どうしたんですか?顔色悪いですよ、具合でも悪いんですか?」


思い悩むルリに、ナデシコBのオペレーター、マキビ・ハリ
が心配そうに話し掛ける。
現在ルリは、ナデシコBによる地球周辺への偵察任務に就いていた。


ちなみに、ナデシコCはまだ完全に完成していなかった為
現在は、ネルガルにより完全な戦闘艦として、改修を受けていた。


そして軍は、アキトの裏工作により火星の後継者は、いまだ健在と信じていた。
そのお陰か、ルリはこうして、職務に就いていた。
また、以前にルリを襲った軍の男以降は、ルリを狙う者は
表れなくなっていた。

もっとも、それはアキトのお陰でもあるが、ルリ自身は気づいていなかった。


「いえ、大丈夫ですよ、ハーリー君」

「そうですか?でもあんまり無理しないで下さいね?」

「ハーリー、そんなに心配なら、側についてあげりゃあいいんじゃねぇか?」


ルリを心配するハーリーの背後から、突然サブロウタが現れ
ハーリーのほっぺを、上下左右に引っ張りまわした。


「ひ、ひひゃい!ひゃめへくらひゃい!しゃぶりょうたしゃん!」


口を引っ張られながらも、サブロウタに抗議の声を上げるハーリーではあったが
その顔は、変な形になってしまった為に、
ルリを含む、ナデシコクルー全員から笑われてしまった。


「うう・・・酷いや〜、艦長まで〜」

半分泣きべそをかきながら、ルリに抗議を上げるハーリーを
少し微笑みながら、ルリは答える。

「ごめんね、ハーリー君、でも可笑しくって・・・」

「まあ、ハーリーは、このナデシコのマスコットだからなぁ〜」



うわあぁ〜〜ん!!
泣き叫びつつ、ハーリーは勢いよくブリッジを飛び出していった。


「やれやれ・・・・しょうがねぇな〜、ハーリーは・・・」

「まだ・・・・子供ですから・・・・」

飛び出していったハーリーを二人は見つめていたが、ルリの顔が一瞬
暗くなったのを、サブロウタは見逃さなかった。


「艦長、何か悩み事でも?」

「いえ、何でもありませんよ、サブロウタさん」

「ならいいんですが・・・・何か困った事があったら、
 相談ぐらいはしてくださいよ?」

「有り難う、サブロウタさん」


そう返事を返すルリの表情は、無表情になっているのを見て
サブロウタは、ルリに何かあった事を察する事は出来た。
しかし、意外と頑固なルリの事である。
きっと誰にも相談する事は無いだろうと、思っていたりもした。



「やれやれ、悩み事はあの黒い人かねぇ・・・?
 まあ、艦長の事だから待ちつづける事だろうけど
 テンカワ・アキトだったっけ?何処で何してるやら・・・・」









「ええ、分かっています。テンカワ・アキトがユリカに接触したら
 すぐにご報告いたします」


現在、ミスマル・コウイチロウは、軍上層部から自分の愛娘である
ユリカの監視を、言い渡されていた。
軍がマークしている人物、テンカワ・アキトと一番接触する可能性があるのは
妻でもあった、ユリカだからである。

本来は、コウイチロウの家族ともいえるアキトを軍に手渡す事などありえなかった。
しかし、軍はアキトの身柄との交換条件として、ユリカのジャンプなどへの
実験参加を免除する事を提案した。

コウイチロウ自身は、頑なに拒否をしていたが、先ごろツキオミから
アキトは健在と知り、表向きは軍に協力する事にしていた。
もっとも、アキトとは再会し、彼が無事であったのを確認できた事も
原因ではあるが。



「ふぅ・・軍が、アキト君をそんなに欲しがっているとはな。
 やはり、ジャンパーの能力は危険すぎるな。
 一人の人間が持つ力としては・・・・・」


その時、不意にコウイチロウの部屋のドアが、ノックもされずに開けられた。
ドアに背を向けていた、コウイチロウは、ユリカだろうか?と思いながら
身体を正面に向けた。
だが、部屋に入ってきた人物は、ユリカではなかった・・


「アキト君?何故ここに!?君は軍に狙われているのだぞ!!」

声を荒げながら、突然の訪問者アキトに抗議するコウイチロウであったが
アキトは、そんなコウイチロウの態度に気にするのでもなく
話し掛けてきた。


「今日は、あんたに用があったんでね」

「私にかね?」

「もし・・もし、ルリちゃんが俺の元に来ないと決めたら、
 俺は、軍と本格的に一戦を交えるつもりだ」

「な!?」


コウイチロウは、アキトが最初、何を言っているのか分からなかった。
しかし、アキトの突拍子も無い話に、慌ててアキトを止めようとした。


「アキト君!君は何を言っているか分かっているのかね?
 軍全体を敵に回すことになったら、例え今の君でも
 勝てる訳が無いではないか!!」


「そんな事は分かっている・・・・だが、軍の注意が俺に集中すれば
 ルリちゃんへの危険も少なくなる筈だろう?」

その言葉に、コウイチロウは只黙る事しか出来なかった・・・・


『君は、何故そこまで、自分を犠牲に出来るのだ?』


コウイチロウの胸の内は、その事だけがし支配していた。


「用件はそれだけだ・・・もう会う事も無いだろう・・・
後、この事はルリちゃんには、黙っておいてくれ」

「待ちたまえ!アキト君」

部屋を去ろうとする、アキトを呼び止めるコウイチロウ。
今のアキトを見て、どうしても聞きたい事があった。


「君は・・・・ルリ君の事をどう思っているのかね?」


「答えなくてはいけない事か?」


「今の君の行動を見てると、ルリ君の事を愛しているとしか思えんが?」


「俺には・・・そんな資格は無い・・・・・・・」

そう言い残し、アキトは部屋を去っていった。
残されたコウイチロウは、椅子に深く腰掛け、今後の事・・・
ルリを助けるには、どうしたら良いか?
その事だけを考えていた・・・


『やはり、彼の側には誰かがついていなくては、彼を止める者がいなければ
 あれでは、早死にするだけだ・・・』





アキトと会って、数時間後コウイチロウは、ユリカの部屋を訪れていた。
部屋の中では、すでにユリカが帰り支度をしていた。


「ユリカ、今日の仕事は終わりかね?私も先程終ったのだが
 一緒に帰らないか?」


「本当、お父様?じゃあ、今夜は久しぶりにルリちゃんと三人で
 夕ご飯を食べられるね♪」

「そうだな、今夜は豪勢にしようか」


コウイチロウが運転する車の中では、久しぶりの親子としての会話を交えていた。

「でね、ルリちゃんったら、ユリカさんは台所に立たないで下さいって
 言うの、酷いと思わない?お父様」

ユリカの変わらない明るい笑顔に
つい顔が微笑んでしまっていた。
しかし、コウイチロウの胸中は、先程からアキトの事ばかりを考えていた。
その為か、ユリカが話し掛けていても
上の空だった。


「ねえ、お父様、私の話し聞いてるの?」

「ん?ああ、ずまない、ちょっと考え事をしていたんでな」

「何かいつもの、お父様らしくないね、どうかしたの?」

車を運転しているコウイチロウは、視線を正面に向けながらも
普段の、親馬鹿な一面を見せる事無く
淡々とした口調で、ユリカに語りかけた。


「ユリカ・・・・お前はアキト君が戻ってくると信じているのかね?」

「え?いきなりどうしてそんな事聞くの?」

「いや、お前が最近はアキト君の事を、話さなくなってきたからな・・・
 少し気になってな・・」


「それは・・・アキトの事はもちろん好きだよ、でも・・
 今のアキトを私が支えきれるか、自身が無いの」

「そうか・・・・だが、アキト君が戻ってくると信じているのか?」

「分かんない・・・けど、しばらくは待つつもりだよ」

そう言うと、ユリカは顔を下に向けていた。
その身体は、悲しさを堪える為か、震えていた。
だが、コウイチロウはそんなユリカに、さらに問い続ける。


「ユリカ・・・彼が、帰ってこなくてもいいのか?
 昔のように追いかけないのか?」


「それは、考えた事はあるけど、アキトが私の事をどう思っているのか・・・
 それを考えると、ちょっと怖くて・・・・それに今、アキトが
 何処にいるか知らないし・・・・
 今、アキトが私に会えば・・・迷惑をかけるかもしれない」

本当は、アキトと再会したのだが、アキトの身の安全の事を考え
ルリ以外には話さないようにと考えていた。
まあ、この提案自体は、ルリからの提案ではあるが
コウイチロウがアキトと会った事は知らない為
アキトの事を隠しながら喋った。


「迷惑を?」


「うん、アキトはコロニー襲撃事件の犯人だし、指名手配されているから
 アキトは私に会いにこれないかもしれない・・・・」



「確かにそうだな。きっと彼は、お前に迷惑を掛けたくないのだろう・・
 だが、それで良いのか?二度と彼とは会えないかも知れんぞ?」


「仕方ないよ・・・だって、アキトは私の為に頑張ってくれたんだから。
 だから・・・・会えなくなったとしても、アキトが幸せなら
 私はそれで良いと最近は思うんだ」


ユリカの瞳からは、一筋の涙が零れ落ちていた。
彼女自身は、ルリにこの事を告白してからも悩みつづけていた・・
しかし、アキトの為・・・その事を思い、決断した。


「ユリカ、強くなったな・・・」

「そうだよ、何時までも夢ばかり見てられないもんね♪」


涙を拭きながら、笑うユリカを見てコウイチロウは
改めて、自分の愛娘の強さを知った。
普段は、能天気な底なしの明るさを、皆の前では見せていたが
心の奥では、真面目にアキトの事を思っている愛娘を。

その事を思うと嬉しくなるが
もう一人の愛娘・・・・ルリの事を思うと、浮かれてもいられなかった。







「ルリちゃん、どうしたの?今日のお料理美味しくないの?」


夜、ルリ達三人は、久しぶりの一家団欒を楽しんでいた。
料理の方は、最近ユリカの手料理によって台所が使えなくなってしまった為
行きつけのレストランのシェフに頼み、料理を届けてもらっていた。
だが、先程からルリの顔色が悪かった。



そう、今日はルリとアキトとの約束の日だった・・・・・・


「いえ、そんな事ありません・・・美味しいですよ」

「だけど、顔色悪いよ、気分が悪いの?」

ルリの顔を覗き込むように、ユリカが顔を近づけてきたが
ユリカの視線から、逃れるようにルリはテーブルから離れていった。



アキトさんの側にいたい・・でもユリカさんを裏切る事になる・・・

自分を守るためとは言え、アキトはユリカではなく自分自身を
選んでくれた・・・その事実がルリの心には
重くのしかかっていた。


「すいません、やっぱり体調が優れないみたいなので、部屋で休んできます」


「お父様、ルリちゃんどうしちゃったんだろう?」

ユリカの問いかけに答える事無く、コウイチロウは
部屋に消えたルリを見つめていた。



「後、4時間で午前零時・・・私はどうしたら・・・
 このまま此処にいれば、ユリカさんに迷惑が掛かる、けど・・・」


ベットに横になりながら、ルリは何をするのでもなく只時計を見つめている
ばかりだった。
その時、ルリの部屋をノックする音が聞こえた。


「ルリ君・・・・少し良いかね?」
声の主はコウイチロウだった。


「叔父様、身体の方は大丈夫です。少し横になっていれば
 気分は良くなりますから」


だが、ルリの目の前にいるコウイチロウの瞳は、ルリの嘘・・・
全てを見透かすような、瞳をしていた。
だが、その瞳は優しげな瞳だった。


「ルリ君・・・アキト君には会ったのかね?」
その言葉に、ルリの身体はビクッと反応した。


「どうして・・・・その事を、アキトさんの事を知っているんですか?」


誰にも知られたくない事、知られてはいけない事
特に、身近にいる人間には、決して知られなくなかったルリは
コウイチロウの言葉に、返す言葉が見つからなかった。



「昨日、アキト君が私に会いに来てね・・・もし、ルリ君が彼の元に
 来なければ、軍を・・・私達も敵に回しても君を守ると言ってきたんだよ」


「アキトさんがそんな事を?」

ルリはこの時、アキトの強い決意を感じていた・・・

「でも、ユリカさ・・・」

ルリがユリカも連れていきたいと言おうとした時、コウイチロウは
ルリの言葉を遮るように、手のひらをルリの顔の近くに向けた。



「君は充分苦しんだ・・・・そろそろ、他人の事ばかり考えないで
 自分の幸せの事を考えて、生きてみたらどうだね?」


「叔父様・・・それって、ユリカ・・さんの事は?」



「大丈夫だよ、ユリカは君が思っているより強い。
 それに、ユリカには私がついているから、君は安心して
 今自分がしたい事・・・自分の気持ちに正直に行動するといい」


「本当に・・・本当に良いん・・・ですか?」

ルリの声は、先程から震えて瞳からは涙があふれていた。


「ああ、構わないよ・・・さあ、早く準備をしていきなさい」


「叔父様・・御免なさい・・・私・・・・・・私。
 いえ・・・・有り難う・・・ございます・・・」


ルリの瞳には、涙があふれていた。ユリカに対して済まないと言う想い。
コウイチロウの自分に対する気遣いに、そして、
アキトの側に行けるという想いが、混ざり合って涙となって現れていた
ルリの答えを確認すると、コウイチロウはルリに優しく微笑みつ部屋を後にした。
その時、コウイチロウの脳裏にはユリカ達・・・ナデシコクルー達に
どのように誤魔化すか?
人生最大の難問に、頭を悩ませていた。


「やれやれ・・・・どうしたものか・・・」










「もうすぐで・・・・・30分か・・やはり、軍と一戦を交えるしかないか。
 ラピスには苦労をかけてしまうな・・・
 だが、俺がやらなければ・・・・・・」

アキトは現在、ルリとの約束の場所、公園の真ん中にある噴水の横にある
ベンチに腰掛けていた。


アキトが、この公園をルリとの約束の場所に選んだのには、訳があった。
此処は、アキトの家にユリカとルリが一緒に住んでいた頃
ルリと二人きりで、遊びに・・いや、デートをした場所であった。

もっとも、その頃のアキトには散歩程度に思っていただろう。


「最初から、こんな事をしないで軍と正面からやり合えば良かったか?
 ・・・・・・・・さて、準備に戻るか・・・・」


「アキトさん!!待ってください!」


アキトがその場を立ち去ろうとした時、後ろの方からルリが
大きな旅行カバンを持って表れた。


「御免なさい、荷物の準備に手間取ってしまって。
 本当はもっと早く来たかったんですけど、ユリカさんの目を盗んで
 出てくるのに、手間取ってしまって・・・・」


そう言いながらも、ルリの顔にはコウイチロウと話していた時のような
暗い顔ではなく、何かを吹っ切ったような表情をしていた。


「ルリちゃん・・・・本当に良いんだね?もう皆と会えないんだよ?」


「はい、よく考えての行動です。それにおじ様も賛成してくれましたし」

ルリの口から、叔父様・・・・コウイチロウの名が出て
アキトは、ルリがここに来るきっかけを作ったのは
彼だと察しが着くと・・・苦笑するしかなかった。


「それに・・・・私、自分の気持ち嘘をつく事は辞めにしました。
 これからは、自分の気持ちに正直に生きようと思っています」


「嘘?」


「はい、私ホシノ・ルリはアキトさんのことが大好きです。
 一人の男性として、愛しています」

顔を赤らめながらも、ルリはアキトの瞳を真っ直ぐ見つめ告白した。
そんな、ルリに驚きの表情で見つめ返す事しか出来なかった。
そして、震えるような声でルリに語りかけた。



「本当に・・俺で良いの?・・・・昔のように、料理を作ってあげる事
 なんか出来ないし・・・・今の俺には・・・戦う事しか出来ないんだよ?
 今の生活を捨てる程の価値が、今の俺にはあるのか?」


だが、ルリは自分を否定するような事を言うアキトに優しく話し掛けた。

「大丈夫ですよ、アキトさんは自分で思っているより
 昔と変わっていません。変わってしまった部分はありますけど
 でも、昔と変わらない優しいアキトさんは、今のアキトさんの心の中に
 あります」



「ルリちゃん!・・・・有り難う・・・俺もルリちゃんの事は好きだよ」

ルリを無意識的に、抱きしめるアキトの瞳にはうっすらと涙があふれていた。
だが、ルリは意地悪そうに、アキトに話し掛けてきた。


「だけど、アキトさんはユリカさんの事はどう思っているんですか?
 愛しているんじゃないんですか?」


「えっ?・・・・・・あ・・・いや・・・・それは・・・(汗)」

ルリの発言に、慌てふためくように答えに詰まるアキトを見て
ルリは、やはりアキトには昔の優しい心も残っていた事を再確認した。


「別に構いませんよ、ユリカさんの事を今でも愛していても・・・
 アキトさんにとって、ユリカさんが特別な人なのは分かっていますから
 これから・・・私もアキトさんにとって、特別な人になりますから」

「ああ・・・有り難う(汗)」

ルリのさりげないフォローに、ホッとするアキト。


「じゃあ、そろそろ行こうか?」

「はい」

「これが最後のジャンプになると思うよ」

「そうなんですか?」

「ああ、火星の件が終ってからは、ジャンプは使わないようにしていたんだ」

「家に来た時は、歩いてきたんですか?」

「そうだよ」

「変な所で、律儀ですね」

「そうかな?」

「そうですよ、この公園を選んでくれたのだって・・・・」

「ああ、此処はルリちゃんと初めてデートした所だからね」

「じゃあ、そろそろ行きましょうか?アキトさん」

「・・・・・・・・・・・・あっ・・・・」

「?、どうしたんですか?」

「いや・・・・ちょっと忘れていた事があった・・・」

「今やらないと、だめですか?」

「う〜〜ん・・・多分大丈夫だと思うよ・・・」

「そうですか」

「じゃ・・ルリちゃん、リラックスして・・・・」

「はい・・・・」

そんな他愛の無い会話をしながら、二人の姿は光に包まれ消えていった。





その後、ホシノ・ルリの失踪が大きく世間をにぎわす事になった。







ちなみに、違う場所でアキトの帰りを待っている少女がいた・・・











「・・・アキト、お塩・・・まだ?・・」







第4話「貴方の元へ・・・」完

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KANKO「ふぃ〜〜、やっとで終ったよ・・・」

アカツキ「まあねぇ〜、1ヶ月で4話か、素人にして
     まあまあかな?」

k「しかし・・・これで本編に移れるよ・・」

「本編?」

k「そだよ〜〜、「未来の為に」はこれからがスタートなんだから」

ア「また、素人が無茶を・・・」

k「もう何を言っても、わたしゃ何も感じないよ」

ア「やれやれ・・・」

○○「・・・・・ぶいっ♪

k「嬉しそうだね、○○ちゃん・・・」

○○「それは、もう!!これからは、アキトさんと私のラブラブな生活が
   始まるんですから喜ぶに決まっているでしょう!!」

ア「本当に、書けるのかい?KANKO君」

k「いや、約束は守らんと命が無いからねぇ・・・(○○の手元を指差す)」

ア「ひっ・・・・あれは、○ェー○ソー・・・・(滝汗)」

○○「KANKOさん、ちゃんとラブラブなお話を書いてくださいね?(ニヤリ)」

k「了解です・・・・(涙)」

ア「うわぁ・・・・悲惨だ・・・」

ア「けど、この話本当にラブラブになるんだろうか?」

○○「アカツキさん、ちょっと話があるんですけど(ギロリ)」

ア「ひっ!!いや、僕はもちろんラブラブになればいいと
  ああっ!!何処に連れてくの?やめて〜〜!


ズリズリズリズリ・・・




k「アカツキ、後書きで死す・・・・・南無南無・・・(チーン)」

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