どうも、最初っから歴史が変わってるみたいなこの世界

でも、考えてみればこれで良かったかも

逆行なんて一種のカンニングみたいな物、それで正しい選択が出来ても、『ユリカさんがヒロイン』だなんて認めてもらえないかもしれないし

さて、本編のままだとムネタケの反乱の回だけど

歴史はどの程度まで未来をなぞり、そしてどの程度変わるのか・・・

作者さん、ちゃんと考えてます?

うっ(汗っ)


頑張れ、ユリカさん

第2話「『緑の地球』はまかせとけ」


前回からの続き

「う〜〜〜〜〜〜(T_T)」

とぼとぼと、ルリの部屋を出て行こうとするユリカ

そのユリカをルリが呼びとめる

「ユリカさん、2人っきりは駄目だけど、一緒にいちゃ駄目とは言ってませんよ、今日は3人で一緒に寝ませんか?以前みたいに」

「えっ」

急にユリカの表情が輝く

「それに、まだ話しておきたい事もありますから」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・(赤)」 

どうやら、アキト君は『一緒に寝る』って言葉に反応してしまったらしい

まあ、アキトだって男だし(笑)

元の世界じゃ16才のルリとベットを共にしてるしね(ニヤリ)

 

「え〜と、じゃあまた前みたいに、アキト中心に川の字になって寝ようか♪」

「ええっ、以前みたいに」

何処となく嬉しそうな2人

アキトはというと・・・・・・・・・・

「・・・・・・・・・・・・・(赤)」

断れるに断れず、なすがままだ(笑)

結局、硬直状態のアキト中心に幸せそうな2人

「そう言えば、ルリちゃん以前一緒に暮らしてた頃も良くアキトの布団に潜り込んでたね」

「ええっ、暖かかったですから」

「気持ちが?、身体が?」

「両方です、あの頃はまだ子供でしたし・・・・・それだけでも有りませんけど」

「ユリカ一寸嫉妬してたんだぞ、アキトってルリちゃんに甘いから」

「私もそうです、アキトさんの気持ちを手に入れたのはユリカさんでしたから」

 

ルリ&ユリカ「それでも、ユリカさん(ルリちゃん)の事も大好きだったから」

同時に声を上げる二人

 

「・・・・・・・・・同じ事考えてたんだ(笑)」

「・・・・・・・・・・結構、私とユリカさんって考える事似てるんですね(くすっ)」

 

「だから、あのシャトル事故はとても悲しかった・・・・」

「私は『ヒロイン』になりたかった訳じゃない、『幸せ』になりたかった、ユリカさんやアキトさんと一緒に・・・・・・」

辛そうなルリの言葉・・・・・

「ルリちゃん・・・」

悲しそうにルリを見つめるユリカ

「私がネルガルに戻って、ジャンプ実験の協力してた理由わかります?」

「ううん、わからない」

「ボソンジャンプの正体は時間移動、もしかしたら過去を変えられるかもしれない、・・・・・そう思った所もあるんですよ・・」


「俺も・・・・・歴史を変えようと考えた事があるよ」

今まで、黙っていたアキトが話に加わる

「でも、イネスさんに止められたよ、ジャンプって言うのは『時間っていう縦の移動』が出来ても、『平行世界っていう横の移動』が出来るとは限らない、下手に過去に干渉して平行世界に紛れ込んだら、もう戻って来れないかもしれない、そうなればこの世界のユリカを誰が助けるんだって」

「アキト・・・・・・・」

「アキトさん・・・」

「私も早まらないで良かったです、・・・・・・・・・・もし過去に戻って居たらアキトさんやユリカさんが生きてる事も知らずに・・・・・・・・」

「俺達、この世界から元の世界に戻れると思うかい?ここが過去なのか平行世界なのかもうわからないけど」

「それは・・・・わかりません、アキトさんは帰りたいんですか?」

「・・・・わからない・・・・・でも、元の世界の人達は今何をして何を考えて居るんだろう」

「ユリカ達、元の世界じゃ行方不明なのかな、それとも死んだって事になってるのかな?」

「どっちにしろ、失敗は取り返しが付きません・・・・・」

「そう言えば・・・・・・明日は歴史通りならムネタケの反乱だけど・・・どうなるんだろ?」

「既に歴史が変わっていますから・・・・・でも無いと決め付けるのも危ない気もしますし・・・」

「ねえ、アキト、ルリちゃん、一寸怖い事考えちゃったんだけど・・(汗)」

アキト&ルリ「・・・・・・?」

「ムネタケ副提督が反乱を起さないって事は・・・・・・・・火星までついてくるって事だよね(汗っ)」

アキト&ルリ「うっ(滝汗)」

 


後半に続きます


 

 

 

さて、大難問に突き当たってしまった3人

ナデシコの力を見せ付けていない以上、ムネタケの反乱の可能性は薄い

 

「・・・・・・反乱を望む展開になるとは・・・思いませんでした」

「せめて、なんとか追い出す方法を」

「・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・そうだ」

「ルリちゃん、何か良い案でも?」

「ええっ以前火星でユリカさん、ナデシコの特性を知らなくて失敗したじゃないですか」

「あっ、あれは(汗)」

「そう言う事が起こらないように、ナデシコの性能についてテストしておくんです、このナデシコが以前と同じ性能とは限りませんし、既に平行世界なのだとしたら微妙に性能が違うかもしれませんから」

「そっか、テストと言えどナデシコの性能を目の当りにすれば、反乱を起す可能性は高くなる」

「そういう事です、艦長が艦の実際の性能を試したいと思うのは別に不自然な事じゃない、カタログ上の性能が優れていても実戦では・・・・良くある話ですから」

「じゃあ、その案で行こう、アレと一緒に火星は流石にゴメンだ」

「私もです」

とルリ

「私も」

ユリカも同意見だ

「では、そろそろ遅いし寝ますか、睡眠不足は判断の遅れを招きやすいですから」

「そうだね、お休みルリちゃん、アキト」

「おやすみ」

「おやすみなさい、アキトさん、ユリカさん」

 

ムネタケ副提督排除の策を取り合えずまとめ、眠りについた3人

もっとも、その策はすぐに不必要になる

思わぬ理由で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(T_T)」

「なっ、なによなに騒いでるのよ、このくそガキ(怒)」

「いやっ、いやっ寄らないで〜〜〜〜(T_T)」

「なっあたしが何をしたって言うのよ〜〜〜〜〜〜」

 

ブリッジで夜中にラピスの悲鳴が響く・・・・・・・・

単に人見知りが激しいだけなのだか・・・・・・

 

はたから見た人たちにはこう見えた

 

 

 

 

ロリコンのセクハラ副提督

 

 

結局、ムネタケはナデシコを降ろされる事となる

不名誉な名を残して

 

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後書き

ラピスゴメンm(__)m

変な活躍の仕方をさせてしまった(汗)




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