テンカワさん、なんであんな目で私を見るんでしょう?

別にテンカワさんの損になる訳でも無いし・・・

艦長だって、嬉しいと思うんですが

私にはその辺りの感覚がわかりません


機動戦艦ナデシコ再構成

The fiance of a guinea pig

第2話


テンカワ・アキトは焦っていた

「なんで・・こんな事になってるんだ・・・(滝汗)」

目の前に居るのは、ホシノルリ11歳

いや、目の前に居たって構いはしないのだ・・・・

ここがベットの中で・・

しかも、ホシノルリの部屋でさえなければだが

 

昨日、ルリと少し話して・・・

そこで、別れてルリは自分の部屋に帰る・・・・はずだった

ところが

「アキト〜〜〜♪」

悪い時には悪い事が重なる物

アキトの部屋から出ていくルリの事をよりによって丁度尋ねてきたユリカに見つかってしまったのだ

「あれっ、なんでアキトの部屋からルリちゃんが?」

「いっ、いやっ、あのっ(汗っ)」

まさか、11歳の少女との婚約の事も言えずに、焦るアキトだったのだが

「はあ、私はテンカワさんの婚約者ですから」

「えっ(汗)」

ルリの一言で、隠そうとしていた事があっさりとばれてしまう

「えっ、うそ・・なんで・ルリちゃんが・・えっ・・」

何やら混乱しているユリカ

「ルッ、ルリちゃんその事はっ(滝汗)」

アキトの慌てた態度は、ルリの言葉にかえって信憑性を与えてしまう

「後で揉める事を考えれば、こういう事は先にはっきりとさせとおいた方が良いと思いますが?」

ルリの止めの一撃

「アキト・・・それって・・・」

顔面蒼白になりながら、よろよろと後ずさって行くユリカ

「・・・・・・(汗)」

「うそよね・・・アキトが・・・」

「アキトが・・・・そんな・・」

「だっ、ダメよ、犯罪よアキト、そんなのダメっ」

「いっ、いや俺は(滝汗)」

「テンカワさんは、別に犯罪は犯してませんよ」

ルリの助け舟・・と思いきや・・

「別に最後の一線超えてる訳でもないですし、婚約するだけならなんの罪も犯してませんから」

「それって・・・・・(汗っ)」

どうも、ユリカの中では、『超えていないのは、最後の一線だけ』という意味になってしまったらしい

今のルリは、まだ恋愛感情すら持っては居ないのだが・・・

「テンカワさん、行きましょうか」

「あの、いくって何処へ?(汗)」

「私の部屋です、他の部屋は艦長キーで開けられますが、私の部屋だけはそうは行きませんから、一寸これから先の事を話あいましょう」

『これから先の事』

その言葉に、また、勘違いをするユリカ

あまりのショックに、ぼーぜんと立ち尽くしてしまう・・・

アキトはそのままルリに引き摺られるようにルリの部屋へ・・

そして・・・

 


 


「ルッ、ルリちゃん、なんであんな事をっ」

ようやく正気に戻ったアキト

「これから先の為です、テンカワさんがユリカさんの事を受け入れる気が無いのでしたら、最初からキッパリと断っておくべきです」

「いや・・確かにそうかも知れないけど(汗)」

「艦長が、テンカワさんを追い掛け回して、致命的な失敗される事を考えれば、最初にキッパリと断って諦めてもらうのは悪い事では無いと思いますが?」

「うっ・・・いや、ユリカだって必ず失敗すると限った訳じゃ・・・(汗)」

「失敗しないと思いますか?」

「・・・・・・・しそうです」

「これも、出来るだけ危険を排除して火星に行くです、諦めてください」

「はい・・」

心の中で涙を流すアキト

「さて、艦長は中々諦めてくれそうに無い方ですから、駄目押しの映像でも撮りますか」

「駄目押しって(汗)」

なにか、も〜れつに嫌な予感がしてきたアキト

「私と一緒に寝てください」

「えっ(汗)」

「流石にそこまでの映像を見れば、艦長も諦めてくれるでしょうから」

「ねっ寝るって、だっダメだよ、ルリちゃん、絶対ダメ(滝汗)」

完全にルリのペースに巻きこまれているアキト

「・・テンカワさん、勘違いしてません?、『寝る』って言っても一緒にベットで睡眠を取るってだけですよ」

「そっ、それでもダメっ、大体、間違いでも有ったらどうするんだ(滝汗)」

「はあ、もしかしてテンカワさんには私ぐらいの子供に欲情する趣味でも?」

「いっ、いや、そうじゃなくて(汗っ)」

「別にそうだったとしても、私は構いませんよ、どうせ私には断る権利は与えられていませんし、早いか遅いかの違いだけです・・・・一つだけ希望を言えば出来るだけ痛くは無い方が良いんですが」

「いっ、いや、そう言う事じゃなくて・・・ぁっ」

ふと、アキトは有る事を思い出す

「テンカワさんが断ったとしてもまた別の相手とくっ付けられるだけ」

ルリのそんな台詞を・・・

(この子を守る為には・・・)

「間違いが有れば有ったでネルガルの方で揉み消してしまいますから、テンカワさんは別に心配しないでも・・・まあ、そっち方面の趣味が無い方が私としては助かりますけど」

(この子を守る為には・・・俺ははっきりと婚約者として振舞った方が良いんじゃないのか・・・みんなに隠したりしないで・・・・)

そんな気がしてくる

そして・・

「・・・解った、ルリちゃんの言う通りにするよ・・でも、俺は別に変なマネをする気は無いから・・」

そして、冒頭のシーンへと・・・

 

 

だが、アキトは忘れていた事が・・

ルリの年齢の事を

その後、ナデシコ艦内において、『テンカワ・アキトロリコン扱い』決定

次の話へ

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後書き

今回書きたかったもの

『恋愛感情を持たない』が故に、アキトと『寝る』ルリ

先は長いな〜〜



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