以前は、猫の飼い方といえば放し飼いが主流でした
しかし、最近は室内飼いの猫も増えています
たまには、表に出してあげるべきではないのか？という疑問を持つ方もおられますが、猫の場合はむしろ生半可に外に出すよりは室内飼いならずっと室内飼いでいたほうがストレスが少ないそうです
では、ネコ耳少女の場合も考えてみましょう
ネコ耳少女の飼い方、育て方
『放し飼いと室内飼い』
ネコ耳少女の室内飼いといっても、ずっと閉じ込めて置く訳ではありません
北辰さんは猫ラピスちゃんを、監禁してかえって嫌われました。
ネコと違い、ネコ耳少女の場合には、外出は健康維持の為に不可欠です
ネコ耳少女の『室内飼い』とは、ネコ耳少女との同居を指します
例として、猫ルリちゃん、猫ラピスちゃん、猫アイちゃん、猫ユキナちゃん等が挙げられます
では、『放し飼い』とは何かといえば、同居はしていないがペットにしている場合です
例としては、猫ユキナちゃん、猫イネスさん等
なぜ猫ユキナちゃんが、両方に入っているかと言えば、彼女にはミナトさんとジュン君という二人のご主人様がいて、それぞれ飼い方が違うからです
平均的にみて、室内飼いに比べて、放し飼いの方が危険度が高いようです
では、すぐに室内飼い出来るかと言えば、それは無理です
何故なら、ネコ耳少女は飼い主を自分で選ぶ傾向が強いのですが、同居ともなればご主人様に対する信頼が相当高くなければならないからです
とはいえ、猫イネスさんのように、信頼度が高いのに放し飼いの場合や、猫ユキナちゃんのように、ご主人様側(ジュン君)が奥手であるため、室内飼いにならない事もありますので注意が必要です。
さて、あるジュン君が非番の日の事です
何時もなら、猫ユキナちゃんからのお誘いが来るのですが珍しく来ません。
来ないなら来ないで心配していると、ミナトさんからの連絡が入りました
「あっ、ジュン君ユキナの事なんだけど・・・もしかして・・・・・喧嘩とかした？」
「いえ、そんな事は、ユキナちゃん、どうかしたんですか？」
「今日、アキト君の所に行ってるのよ、何時もならジュン君の所に行っちゃうのに」
「えっ(汗)」
「もしかして、ジュン君がはっきりしないから、アキト君に乗り換える気かも、
あ〜あ、ユリカさんに続いて二人目か〜、ジュン君も結構不幸よね〜」
「そんな・・・・・」
「ともかく、はっきりしてあげなよ、じゃないとまたアキト君に取られちゃうぞ、じゃあね〜」
さて、ジュン君焦りました・・・
普通の相手ならまだしも、相手はあの外道さんです
アキト君、君自身がどう思おうと、これが世間の目ってものだよ(ニヤリ) ｂ83ｙｒ談
早くしないと、手遅れになる(汗)
そう思った、ジュン君は、すぐにテンカワ家に向かう事にしました。
ジュン君が奥手でなく、はやく猫ユキナちゃんを『室内飼い』していれば、こんな危機は避けられたのですが・・・
その頃、テンカワ家では、
「さ〜てユキナ、お膳立てはしてあげたわよ、後はユキナ次第、頑張ってね〜」
「ありがとう、ミナトさん、これでジュンちゃんがはっきりしてくれれば、」
「まったく、アキトさんを変な事に使わないでください、ユキナさんとアオイさんの仲を進展させるダシに使うなんて」
「ごめんねルリルリ、でもジュン君このぐらいやらないと、自分から動いてくれないから。」
「まあ、私も最初は奥手のアキトさん相手に苦労しましたから、その事を思い出して協力する事にしましたけど・・」
「奥手って(汗)・・・・・」
「なにか文句でもあるんですか？ユキナさん(ジロリ)」
「いえ、なんでもありません(ルリが怖いよ〜ジュンちゃん・・・・・助けて・・・・・・)」
てな、会話が行なわれておりました、
そう、全てはミナトさんの計略だったのです(笑)
さて、ジュン君の運命はこれからどうなるのでしょう？
まあ、もう決まったようなもんです♪
民明書房刊『ネコ耳少女の飼い方、育て方』より
後書き
ちゃんと前回の予告どうり
この予告は、嘘ではありませんが当てにはなりません
な話になってるはずです(苦笑)
おまけ
焦ったジュン君は、みんなの前で猫ユキナちゃんに指輪を渡してしまいましたとさ♪
(実は、結構前から準備していた)
めでたし、めでたし。
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