ネコ耳少女の飼い方、育て方V


前書き

この本も、早くも三冊目となりました。

今回は、ネコ耳少女の飼い主の方々を悩ます、いくつかの問題の対策を中心にしてみました。

しかし、ネコ耳少女の飼い主の方などほとんど居ないのに、なぜこの本は出版され続けているのでしょう?

実はこっそり飼っている人が多いのでしょうか(笑)


 

ネコ耳少女は、希少価値の高い動物であり、人気のある動物です。

そして、何故かほぼ100%美少女です。

その為、誘拐や痴漢などの犯罪に巻き込まれる事もあるようです。

現に、猫ラピスちゃんなどは、北辰さんに誘拐されました。
(我は、
強制的譲り受けたのみ、誘拐ではない。(北辰さん談))

ご主人様としては、彼女達を守ってあげることも考えなければなりません。

ネコ耳少女の飼い方、育て方

「ネコ耳少女の、自衛対策」

多くのご主人様は、ネコ耳少女と共に外出する場合、帽子などをかぶらせてネコ耳を隠す事が多いようです。

彼女達はその希少価値や人気の高さゆえ狙われやすい存在である事を考えれば、ある程度仕方の無いことでしょう。

ネコ耳少女が、幻の生物なのは、この辺りにも原因があるのかもしれません。

ですが、この方法では、美少女である事までは隠せません。

美女、美少女ほど、痴漢に狙われやすいものです。

そこで、アキト君が最初に行ったのは、例の劇場版の格好

「真っ黒いバイザー」    「真っ黒いマント」

を着込み、彼女達の近くで、辺りの怪しい奴等に睨みをきかせる。

と言う物だったのですが、この方法には重大な欠点がありました。

どう見ても、アキト君が一番怪しいと言う事です。

周りから見れば、猫ルリちゃんと猫ラピスちゃんを狙う変質者にしか見えません。

アキト君が通報され、捕まってしまったのも仕方のない事でしょう。

 

もっとも、猫ルリちゃんと猫ラピスちゃんが、アキト君をかばったのですが、猫ラピスちゃんの、

「ラピスハ、アキトノ目、アキトノ耳、アキトノ手、アキトノ足、アキトノ・・、アキトノ・・

 アキトハ、ラピスノ、ゴシュジンサマ

と言う台詞で、かえって誤解されたようです。
(ホントに誤解か ?オイ)

 

その後いろいろ有って、アキト君は釈放されたのですが・・・・

なんでも、奥さんの百合さんが、身元引受人になったとか・・・・

おまえ・・・・

ネコ耳少女二人も抱えた上に、奥さんまでいるのか!!(激怒)

 

 

え〜と、

気を取り直して、

その時の百合花さんの言葉

「アキトは私の王子様だし・・・
ルリちゃんとラピスちゃんは、
百合花にとっても、大切なネコだし(妖艶な笑み)

(注1 別に深い意味はありません。)
(注2 猫ルリちゃんと猫ラピスちゃんは、
百合花さんにも大変なついています。)

 

次に、アキト君が考えた事は、性別を隠す事です。

美少女だから狙われるのであって、少年なら大丈夫だろうと考え男装させてみたのですが、

「う〜ん、これはこれで良い感じ、ルリちゃん、ラピス、ちょっとこっちも着てみない?」

という事で、素肌に男物のワイシャツだの、上だけ学ランだの色々とアキト君の古着を着せていくうちに、

すっかり本来の目的を忘れてしまいました。

 

「でも、アキトさんに包まれてるみたいで、なんかとっても気持ち良かったです(^^)」

「ラピスモ(^^)」

 

はいはい、よかったね〜(なげやり)。

 

このように、犯罪に巻き込まれないようにするのは中々難しいようです。

 

おまけ(アキト君を捕まえた某所での話)

「署長〜、あのテンカワ・アキトってなんで無罪だったんですか〜(男泣き)。」

「仕方が無いだろ!!、法律上合法なんだから(怒)

「じゃあ、やっぱり署長も・・・・」

「美人の嫁さんがいる上に、2人の美少女にまで慕われて、修羅場にもならずに仲良く暮らしてるときた、

たとえ法律上無罪でも、

漢(おとこ)として有罪だ!!(断言)

「しょちょ〜(血涙)

ってな会話があったらしい。

気持ちはよ〜くわかるぞ!!。

(注1 この世界では、ネコ耳少女は法律上 やっぱりネコ耳だからネコ として扱われます。)
(注2 配偶者と愛玩動物と一緒に生活することは、法律上何も問題ありません)
(注3 b83yrは、署長の味方です)

 

おまけ2(猫ルリちゃんへのインタビュー)

「そういえば、猫ルリちゃん、署長があんなこといってるけどいいの?」

「署長さんには以前お世話になりましたから、実害の無いうちは見逃してあげます。」

「というと?」

「アキトさんが2年以上消息不明になっていたとき、捕まえてくれたのが署長さんなんです。」

「捕まえたって、まさか連続コロニー襲撃とかで?」

「違います、動物の愛護及び管理に関する法律です。」

「へっ、意味がわからないんだけど?」

 

第五章 罰則

第二十七条

愛護動物を遺棄した者は、三十万円以下の罰金に処する。

愛護動物に対し、みだりに給餌又は給水をやめることにより衰弱させる等の虐待を行った者は、三十万円以下の罰金に処する。

 

「2年以上も、私に連絡をくれなかったのは、遺棄虐待です、あの2年以上、私がどんなに寂しい思いをしたか。」

「ハァ、アキト君って、そんな理由で帰ってきたんだ。猫ラピスちゃんと一緒に。」

「はい、他にも動物愛護団体の方にも、お世話になりました。」

 

と言う理由で、帰ってきたアキト君、ホントにこんな事でいいのか?・・・・

 

 

しかし。この話の世界観は、どうなっているんだろう?(笑)

実は、b83yもよく判って無かったりして(爆)


「ネコ耳少女と防寒対策」

ね〜こは、こたつでまるくなる〜

童謡にも歌われているように、猫は暖かいところを好みます。

では、ネコ耳少女の場合はどうでしょう。

 

まず、ネコ耳少女にも種類があり、寒さに強いものも弱い者もいます。

よく例にだす、猫ルリちゃん&猫ラピスちゃんはどちらかと言うと、寒さに弱いタイプです。

寒い時期の防寒対策はしっかりとしてあげましょう。

ネコ耳少女は、普通寒くなると自ら防寒対策をしますが、アキト君が防寒服を買ってあげると、とても喜んだそうです。

(注 今回は普通の服  なんで、わざわざ断る必要があるんだろうね〜アキト君?)

 

また、コタツなどの暖房器具を好むのは、猫もネコ耳少女も共通しています。

では、ネコ耳少女がもっとも好む暖房器具は何でしょうか?

 

「コタツも好きだけど、アキトさんの側が一番あったかいです(^^)」

「アキトガ、イチバン、アッタカイ(^^)」

 

だそうです。ケッ

 

そして、寒い時期の楽しみの一つと言えば、御風呂です。

ネコ耳少女は、清潔好きな生き物であり、もともと入浴が好きな傾向が強く、冬場の入浴は体が暖まると言う意味でもより好むようです。

この辺りは、水を嫌う事の多い猫とは異なります。

また、時にご主人様と一緒に入りたがる事もあります。

こんな時に、気をつける事は

ネコ耳少女はネコ耳に水が入る事をとても嫌う

という事です、十分に気をつけてあげてください。

えっ、他にもっと気をつけることがあるだろうって?一体何の事でしょう?(爆)

 

そして、御風呂は出た後の事も大切です。

湯冷めして、風邪を引いてしまうようでは何にもなりません。

よくなついたネコ耳少女は、ご主人様にあたためてもらうことを好みます。

彼女達の健康の為にもっとも適切な行動をとってあげましょう。

 

 

ところで、さっきから

うらやましいぞ、テンカワ・アキト〜(怨)

の声が聞こえるのは気のせいでしょうか?

 

補足「ネコ耳に水」

ネコ耳少女はネコ耳に水が入る事をとても嫌う生き物です。

しかし、そうは言っても失敗してネコ耳に水が入ってしまう事もあります。

アキト君は、その事で怒られてしまい、ネコパンチネコキックスリスリ攻撃を受けました
(じゃれついてるって言わんか?そう言うのは。)

ネコ耳に水が入ってしまった時には、柔らかいタオルや綿棒などで、水分をふき取ってあげて下さい。

このときご主人様が、膝枕で耳掻きをしてあげると、喜ぶようです。

 

そして、よくなついているネコ耳少女なら、ご主人様に膝枕をしてくれます

アキト君の場合は、猫ルリちゃんの膝枕で耳掻きをしてもらったのですが、猫ラピスちゃんが来てからは、

右耳を猫ルリちゃん、左耳を猫ラピスちゃんの膝枕で掃除してもらうようになりました。

なんでも

「ラピス、どうしたの?」

「ラピスモ、アキトニ、ヒザマクラ、シタイ」

「じゃあ、反対側の耳は、ラピスが掃除しますか?(^^)」

「ウン、ルリ、アリガトウ(^^)」

等と言う、大変微笑ましい会話があったそうですが・・・・・・。

 

なにか、怒りがふつふつと湧き上がってくるのは何故なんでしょう?

 


「ネコ耳少女と暑さ対策」

ネコ耳少女といえど、夏の暑さはこたえます。

一番良いのは、暖かくなってきた春頃から、夏の暑さに負けない体力をつけておくことです。

適度な運動が健康に良いことは、人もネコ耳少女も変わりません。

ネコ耳少女に向いているスポーツを考えてみましょう。

 

まず、猫の長所と欠点を考えてみます。

 

長所

瞬発力、柔軟性、バランス感覚、

短所

持久力のない事

 

この事から、陸上なら短距離走のようなスポーツが向いていると考えられます。

という事で、

「アキトさん、なんでワザワザ陸上のユニフォームに着替えるんですか?」

その格好も中々捨てがた・・・じゃなくて
先ず形から入る事で、集中力を高めることが出来るんだ、さあ、怪我をしないように準備運動から始めよう。」

 

 

「はい、あの・・・・、アキトさん、私・・・・・・こうゆう事・・・・・・始めてなんで・・優しくしてください(赤)

「大丈夫だよ、ルリちゃん力を抜いて・・・・いくよ」

「あん、痛い」

「御免、ルリちゃん大丈夫」

「はい、大丈夫ですから(涙)」

(注 なんか誤解されそうな会話ですが、ただ単に柔軟体操してるだけです(汗))

「ごめんね、ルリちゃんまだ痛いだけだよね、でも段々気持ちよく成ってくるから、我慢して・・」

「はい、アキトさん(涙)」

(注 体が慣れてくれば、運動するのが気持ちよくなってくる物です。)

「いくよ、ルリちゃん」

「アキトさん、一緒に・・・一緒に・・」

(注 ウォーミングアップとして、軽いジョギング一緒に出るところですってば(汗))

 

さて、これ以上書いてると、猫ルリちゃんにコスプレさせて、あ〜んなことや、こ〜んなことをしていると誤解されそうです。

(誰だ、そっちの方が嬉しいとか言ってるやつは!!)

体も暖まった所で、実際に走って見ましょう。

 

とてとてとてとて・・・・・・・・・

「タイムは、え〜と・・・・・(冷や汗)」

 

まあ、人間にだって、スポーツ万能の人も運動音痴な人もいるし、ネコ耳少女も同じってことで・・・・・・(苦笑)

 

ともかく、あまりスポーツには、向いていない猫ルリちゃん&猫ラピスちゃんですが、やはり運動不足は良くありません。

(今回、猫ラピスちゃんの台詞がないのは、単に作者の力量不足ですm(__)m)

今では、アキト君と一緒に毎日散歩しているそうです。

 

あっ、それから一応言っときますが、ネコ耳少女の散歩に首輪は必要ありませんよ。

彼女たちはじゃなくてネコなんですから。

 


後書き

今回の話は、掲示板に書いた

「ネコ耳少女の、自衛対策」 「ネコ耳少女と防寒対策」

「ネコ耳少女と暑さ対策」を新たに加えたものです。

この話が、ネコ耳少女の飼い主の皆さんの手助けになれば幸いです。

ところで、今回から天誅として、実名を出しているのですが、

全然天誅になっていないように思えるのは気のせいでしょうか?

 

民明書房刊 「ネコ耳少女の買い方、育て方」より

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