※Gimnaster Savatieri本編のイメージを崩したくない方は読まないほうが...みやこわすれ
「はぁ...」
ベッドの上で彼は今夜何度目かのため息をついた。
(眠れないな)
彼はこのひと月ほど、毎晩のように眠れぬ夜を過ごしていた。復讐に身を捧げていた間、どんな場所でもすぐに眠ることができるよう、
そして何か異変があればすぐに目覚めるよう訓練を積んでいた彼だが、あの晩から殆ど眠ることができなくなっていた。
(もう、一生安眠なんかできないのかもな)
心の中で一人ごちる。彼女を失った、その事実がこれほど自分を見失わせるとは、全く予想もしていなかった。
(だからあのとき、あんなことが言えた。「君の知っているテンカワ・アキトは死んだ」なんてな)
「ふぅ」
彼は小さく息をつくと、自分の左腕を枕にして寝ている藍色の髪の女性を起こさないようにそっと起き上がる。
「・・・う..ん、アキトぉ、...」
女性は寝言を言いながら反対側へ寝返りを打つ。その拍子にシーツがはだけ、露わになった白い背中が
カーテンの隙間から差し込む月明かりに美しく浮かび上がった。
「・・・」
アキトは無言のままそっとシーツを女性の肩へ掛け直すと、音を立てずにベッドを降りて寝室を出た。
ミスマル邸の中庭、池の周りを巡らして置かれた石の一つに腰掛け、アキトは月を見上げていた。
「ルリ...」
アキトの口から自分に命を分け与えて死んだ、かつての義娘の名前が漏れる。
「やはり、俺、だめだよ...」
俯き、両の手で顔を覆う。
「ユリカと、幸せになれそうに、ない...」
「巨乳のユリカとなんて...」
アキトはほんの2時間ほど前、ベッドでユリカと愛を交わしたときの自分を思い出していた。
抱きしめる腕に伝わる温もりに、合わせた唇の柔らかさに、恥らうように声を押し殺してすすり泣くさまに、そのひとつひとつに
知るはずのないルリのそれを重ねていた自分。だが、どうしても重ねられない部分があった。
「ルリ...」
「俺、どうしたら...」
「どうしたら、あの小さな、あるかないか分からないような貧乳を...」
呟きながらじっと手のひらを見つめていたが、ふと、もう一度月を見つめる。その淡い輝きの中に、アキトはルリの面影を重ねていた。
微かにこめかみに青筋を立て、冷たい目で見つめる無表情な面影を。
後書き
みたっち 「ふう、やっと書けた...」 ??? 「みたっち!」 ??? 「なんですか、これは!?」 みたっち 「むぅ!?ラピスにルリルリ!なぜ、ここに!?」 ルリ 「なぜじゃありません!なんですか、この話は!これじゃ、まるでアキトさんが貧乳好きの変態さんみたいじゃないですか!」 みたっち 「みたいじゃなくて、変態そのものだと...ぐはっ!」 ラピス 「アキトを悪く言う奴は許さない!」 ルリ 「大体今回は私とアキトさんのラブラブSSを書くことになってたはずです!」 みたっち 「誰が何時そんなことを言った!!」 ラピス 「私も一緒にほのぼのするお話を書くって言ってた」 みたっち 「だから何時そんなことを言ったっちゅうんじゃ!!」 ルリ 「むぅ〜#」 ラピス 「むぅ〜##」 みたっち 「大体、まだ表ページはシリアス続くし。君たちのラブラブほのぼのは当分書くつもりなど、無い!」 ルリ 「な、許しません!ラピス!ゴルディ○ン=ハンマー!!」 ラピス 「らじゃー、ルリ姉!ゴルディ○ン=ハンマー、セーフティ...リリース!!」 みたっち 「待て待てっ!こらぁ、番組ちが〜う!!!」 ルリ 「問答無用!!!」 ラピス 「アキトとルリ姉と私の幸せの為に!!!」 ルリ 「ゴルディ○ン=ハンマーーー!!!!」 みたっち 「ぐべらばぁっっ!!!」 ルリ・ラピス 「光になれぇーーーーーーーー!!!!!!」 ルリ 「ふぅ、これで邪魔者はいなくなりました♪」 ラピス 「でもルリ姉、みたっちいないんじゃ、私たちのラブラブ・ほのぼのSSできないよ?」 ルリ 「ふっ、問題ない」 ラピス 「だからキャラ違うって」 ルリ 「こんなこともあろうかと、イネスさんがちゃんとクローンを用意してくれてます」 ラピス 「ほんと?」 ルリ 「ええ、さぁ、早くイネスさんのところへ行きましょう♪」 ラピス 「うん、で、ラブラブ・ほのぼのSS書かせよう♪」 ルリ 「では、みなさん」 「次回、機動戦艦ナデシコ「ルリとアキトのラブラブ・ダブルベッド(ぽ)」をみんなで読もう」<だから書かないって(汗)
b83yrの感想
みたっちさん、『わざわざHRATを指名しての投稿』ありがとうございました
その、神(貧乳ルリ様)をも恐れぬ所業が、どんな結果をもたらすかは一切責任もてませんが(笑)
でも、今回は「ギムネステル(偽胸捨てる)」じゃ無かったんですな<解る人にしかわからない内輪ネタ(笑)
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