起動戦艦ナデシコ

平穏な日々


前回のあらすじ

ミスマルユリカが再婚する。周りから『おねえちゃん子』と認識されているルリは

自分の許可を得ずに再婚するユリカが昼食を取っている宇宙軍総司令官室に怒鳴り込んだ。

そして、そこには、ユリカだけでなく、ユリカの婚約者もいたのだった!!

そして、その相手というのは数ヶ月前に自分達が配属された隊の上官だった。正体はアキト。これは、公然の秘密なのだが、一応秘密なので偽名を使っている

 

 

「それでは、時間ですのでユリカさん、戻りましょう」

「あ,ルリちゃん、もうちょっと、お話していくから先にいってて、っていうか、

今日は、ルリちゃん有給とってたでしょ?帰らなくていいの?」

「あ、いいですよ、今日、ここにきたのはユリカさん、私に隠し事をしていたのが原因ですから、

後日、ユリカサンの有給をいただきますから」

「そ、そんなールリちゃん待って‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐」

「あ,ユリカさん、今夜、詳しいお話をうかがいに行きますので、そのときゆっくりと・・・・・」
そういうと、ルリは、絶対零度の笑みでユリカに微笑んだ

涙を流しながら、縋り付こうとするユリカをひらりとかわし、ルリは、退室した。

「アキトー、ラピちゃん、どうしよう‐」滝涙を流しながら食後のお茶を飲んでいる二人に助けを求めた


「言い忘れたユリカがルリちゃんの機嫌治せよな」とアキとが突き放し
「言い忘れたユリカの自爆だ、きゃあ!!」ラピス言い終わる前にユリカは自分の胸にラピスの顔をうずめさせた
 「アー‐‐‐ン、アキトが虐める‐‐‐!!ラピちゃ‐ん悲しいよ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐」そういうと、ユリカはさらに、ちから強く、そして、やさしく抱きしめた

「あのルリちゃんの反応を見ると、ほんとに俺の事気づいてなかったのかな・・・・・・・」

すぐに気づいてくれるだろうと思っていたアキトが呟き、頭を抱えた
「気づいても、気づかない振りしてたんじゃないか?」
秋山が、アキとに声をかける

「そもそも、そんな、悪趣味な仮面をつけているから・・・・・仮面をかぶるなら、こっちの『ゼクスタイプ』か『シャアタイプ』にしたほうがいいといったじゃないですか」
ムネタケの追撃

「そもそも、ばれることを前提に、仮面なんぞ、かぶっちゃいかんでしょう!」
ミスマルパパの突っ込み。


司令部内エレベーターにて
そのエレベーターには高杉とリョウコと乗り合わせた。
「まったく、早く気づくべきでした」ルリが呟く

「え、艦長、何をです?」
高杉が聞き返す

「今の隊には、アキトさんがいたということをです」

「あれ?艦長、気付いてなかったんすかー?」

「何だよ、ルリ〜、マジで気付いてなかったのかよ!ユリカからは、気付いてないふりだからッテ、この件には触れるなって言われてたけど、ホントに気付いてなかったとは・・・・・」
サブロウタ、リョウコが笑いながら話した。

「ユリカサン・・・・・許しません・・・・・・・今年の、有給全部没収です。」
ルリが決意を新たに呟く
それを聞いたリョウコは
「でも、あいつ今年の有給、もう使い切っちまったぜ。変わりに、だんなの有給奪うんだな」

「はい、そうします、ついでに、皆さんの有給も・・・・・」そういうとニッコリと微笑んだ。
「おい、冗談だろ!ルリ!!ルリ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐!!」

エレベーターが目的の階につき、ルリは歩き出した彼女の背後には呆然としている高杉とリョウコが半泣きしていた。
彼らは知っているのだ、自分達の有給が彼女の憂さ晴らしにすべて没収されるということを・・・・・・・・

 

 

そして、その夜、ミスマル邸では、ルリが、アキト、ユリカ、ラピス、エリナ、アカツキに対し、精神的拷問を伴った事情聴取が行われた。

その様子は次回!!(予定)




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あとがき

こんばんわ、一撃です。
久しぶりの投稿です。イヤー、いろいろ会ったんですよ・・・・・・リストラされそうになったり、世の中の諸行無常を感じたり・・・・・・・・
いや、いろいろあったんですよ・・・・・
まあ、今は、おいしい石釜焼きのピザ屋を見つけ、何とか精神の安定を保っています。

社会人って大変ですね・・・・・・でわマタ、次回!

 




b83yrの感想

しかし、ルリに他人の有給を奪う権限まであるのであろうか?というような突っ込みは置いておいて(苦笑)

『仮面をつけた怪しい奴』が所属出来る軍隊って考えてみると凄いよねえ(笑)

 

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